« 日本経済新聞の7月の世論調査の結果に首相官邸内に衝撃走る | トップページ | 【GO TO トラベル】キャンペーン始まる »

2020年7月27日 (月)

コロナウイルス感染拡大によって政権内部の抗争が激化したトランプ政権

7月25日の時点で米国の【新型コロナウイルス感染者数】は417万4400人を超え、死者は14万6300人を超えた。5月以降、感染が急激に拡大したブラジルの感染者数239万4500人とインドの133万6800人を大きく上回っている。

ここまで感染が拡大してしまった原因はトランプ大統領の【新型コロナウイルス】に対する無理解と再選のために【感染拡大阻止】よりも【経済活動の再開】を優先させた結果である。さすがにここまで感染が拡大してしまうとトランプ大統領の強固な支持基盤の白人の保守層のトランプ離れも始まっているようである。

現在、トランプ政権を動かしているのは4月に就任した大統領首席補佐官のマーク・メドウズ氏と目されている。ノースカロライナ州選出の下院議員で共和党の強硬な保守派の一人であり、トランプ大統領の最側近の一人とされる。経済活動再開に慎重な共和党の州知事を説得して経済活動を再開させた張本人で感染第2波を招来した戦犯の一人である。

コロナウイルス感染拡大によってペンス副大統領が率いる感染拡大対策本部の医療専門家チームとメドウズ首席補佐官が率いる経済活動再開チームとの軋轢が強まっているが400万人を超える感染者数という事実の前にはトランプ大統領も抵抗するすべもなく頑強に拒否していたマスクの着用を決断した。

7月26日に公表された各種世論調査では、2016年の大統領選挙でトランプ大統領が勝利を収めた中西部の【ミシガン州】、南部の【フロリダ州】、西部の【アリゾナ州】の3州の有権者はトランプ大統領よりも民主党のバイデン元副大統領支持に傾いていることが判明した。この原因はトランプ大統領の【コロナウイルス感染拡大阻止】の失敗である。

【アリゾナ州】ではニュース専門チャンネルの【CNN】の世論調査によれば【登録有権者】の49%がバイデン氏支持、トランプ大統領支持は45%である。【NBC】の調査によればバイデン支持が50%、トランプ大統領支持が45%である。

前回大統領で接戦を繰り広げた【ミシガン州】では、【CNN】の調査によればバイデン氏支持が52%、トランプ大統領支持が40%である。【CBS】によればバイデン氏の支持がトランプ大統領の支持を6%上回っている。

【フロリダ州】では、【CNN】によればバイデン氏支持が51%、トランプ大統領支持が46%である。

大統領選まで100日となったが【コロナウイルス感染拡大】の収束の時期は【神のみぞ知る】の状態なので現時点での大統領選の予測は不可能であろう。

ところで、トランプ政権は第3四半期(’7~9月)からの景気回復を目指して大規模な【コロナ対策】の財政出動を行ってきたが感染第2波の到来によって追加の財政出動を余儀なくされることになる。失業者に対する給付金に米国政府は毎月6兆円を投入してきたがそれは7月で終了する。

8月以降も給付金は継続されるがその給付額は減額される予定である。減額されれば失業者の不満はトランプ政権及び共和党に向けられる可能性が高い。トランプ大統領は前途多難であろう。   (おわり)

 

 

 

 

 

|

« 日本経済新聞の7月の世論調査の結果に首相官邸内に衝撃走る | トップページ | 【GO TO トラベル】キャンペーン始まる »

16アメリカ問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日本経済新聞の7月の世論調査の結果に首相官邸内に衝撃走る | トップページ | 【GO TO トラベル】キャンペーン始まる »