« 米国のコロナウイルス感染者再び増加に転じる | トップページ | 各国で新型コロナウイルスの第2次感染拡大が顕著になる。 »

2020年6月19日 (金)

安倍長期政権が生み出した河井克行前法相夫妻の公職選挙法違反の逮捕劇

前法相の河井克行氏夫妻が公職選挙法違反の買収容疑で6月18日に逮捕された。前々日の16日には河井前法相の妻で河井案里参院議員(46)の公設秘書の立道浩被告(54)に対して広島地方裁判所(広島地裁)は懲役1年6月、執行猶予5年の判決(求刑は1年6月)を言い渡している。

法務大臣は「法治主義に基づく法秩序の維持・確保をし、国民の権利を保全するという重要な役割を担っている法務省」のトップである。その重責を担っていた河井克行氏が【公職選挙法】違反という疑いをかけられて逮捕されたのであるから国民とすれば「何をかいわんや」の心境である。

【広島地方検察庁】(広島地検)は広島地裁の有罪判決を受けた立道被告を「組織的選挙運動管理者」に該当すると考えて起訴し、裁判を迅速に処理する【100日裁判】を申請して立道被告の有罪判決を勝ち取った。立道被告の有罪が確定すれば【広島高等裁判所】(広島高裁)が提起する行政訴訟で【連座制】適用対象との認定を受ければ河井案里参院議員は当選無効となり、失職する。

共産党を除く非自民の野党の連立政権は【選挙制度改革】を合言葉に結成された連立政権で、日本の選挙制度を【中選挙区制】から【小選挙区制】に変えるとともに【公職選挙法】を改正して【連座制】を盛り込んだ。これまでに【連座制】を適用されて失職したり、連座制が適用させなくても議員辞職に追い込まれた国会議員は10人に達する。

【連座制】が採用されてから選挙運動に関しては候補者周辺は金品の授受に関して細心の注意を払うようになった。候補者や候補者の後援会幹部が直接買収に手を染めることは表面的には無くなった、選挙後に謝礼を渡すという口約束は横行しているようであるが。苦心して当選しても連座制が適用されれば選挙運動に注ぎこんだすべての努力が水泡に帰すからである。

ところが河井夫妻は広島県内の政界関係者の間では公然の秘密となった【買収】に手を染めたのである。たとえ【買収】の噂が流布してもそれを疑惑として闇に葬れる自信があったのであろう。河井前法相の自信の源泉は【安倍首相の側近】という一点に尽きる。

河井前法相の自信を証明するように河井案里氏が当選した参院選後の内閣改造で河井克行氏は法務大臣として入閣した。これでは選挙中の疑惑を抑え込むために任務を与えられた様なものであろう。このような先進国にはあるまじき行為がまかり通ったのは安倍政権の驕りに由来するのであろう。  (おわり)

 

 

|

« 米国のコロナウイルス感染者再び増加に転じる | トップページ | 各国で新型コロナウイルスの第2次感染拡大が顕著になる。 »

10選挙」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 米国のコロナウイルス感染者再び増加に転じる | トップページ | 各国で新型コロナウイルスの第2次感染拡大が顕著になる。 »