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2020年2月14日 (金)

民主党の大統領選の候補者選びは混迷を深めるのか

2月3日に開催されたアイオア州の民主党の【党員集会】によってマラソンレースにも喩えられる2020年の米国の大統領選挙の戦いの火蓋は切って落とされた。

米国の大統領は2つの手順を踏んで選出される。1つ目の手続きは共和党と民主党がそれぞれの大統領候補者を決定する手続き。2つ目は両党の候補者同士が大統領の座をかけて戦う本選挙。大統領候補者を決める手続きは米国全土の50州や首都ワシントンの特別区などで【党員集会】や【予備選挙】を実施して進める。

最終的に大統領選の候補者を決めるのは全国党大会で、党大会で投票権を持つのは50州やワシントン特別区などに割り振られた【代議員】であるが、【代議員】の数は人口などによって各州などに割り振られる。民主党の【代議員】の総数は3979で、候補者になるには最低限過半数の1991が必要である。候補者たちは【予備選挙】や【党員集会】の結果によって【代議員】を獲得する。

2月に入って3日にはアイオア州で民主党の【党員集会】が開かれが1位は大方の予想を覆して知名度が最も低かった元インディアナ州サウスベンド市長経験者で中道派のピート・ブティジェッジ氏(38)、2位が急進派のバーモント州上院議員バニー・サンダース氏(78)、3位が中道派のミネソタ州上院議員のエイミー・クロブシャー氏(59)、4位が急進派のマサチューセッツ州上院議員のエリザベス・ウオーレン氏(70)、5位が前評判が高かった中道派の前副大統領のジョー・バイデン氏(77)であった。

2月10日に行われたニューハンプシャー州の民主党予備選では1位と2位が入れ替わったが3位以下の順位は変わらなかった。その結果、2州合計の代議員獲得数は、ブティジエッジ氏が23、サンダース氏が21、ウォーレン氏8、クロブシャー氏7、バイデン氏6。

今後、2月22日にはネバダ州、29日がサウスカロライナ州で民主党予備選が実施される。今年の3月3日はスーパー・チューズデイと呼ばれ、14州の【予備選】や【党員集会】が実施され、約3分の1の代議員の割り振りが決まる。代議員数が最も多いのはカリフォルニア州で415、2番目に多いのがテキサス州の228である。21世紀に入って最も経済発展が著しいのもこの2州である。

このスーパー・チューズデイによってこれまでは候補者が決定することが多かったが、今年は中道派の有力候補が3人、急進派の有力候補が3人と代議員獲得数が拮抗する可能性が高いことから民主党の候補者決定は5月までずれ込むことになるかもしれない。   (おわり}

 

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