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2019年11月21日 (木)

国家行事を自身の後援会行事に矮小化させた安倍首相

各界の功労者の業績をたたえるために1952年に始まった【桜を見る会】という内閣総理大臣が主催する国家行事が気が付けば安倍晋三内閣総理大臣の選挙区(山口4区)の後援会の一大イベントに変質してしまっていた。

2013年4月に安倍首相にとって安倍首相自身が主催した2回目の【桜を見る会】の参加者は約10000人であったが翌2014年にはその参加者は13200人と大幅に増えた。今年の4月13日に開催された【桜を見る会】の招待者は15400人で参加者は招待客の配偶者などが加わり、18200人に膨れ上がった。

11月20日午前の【衆院内閣委員会】で菅義偉官房長官は、今年の【桜を見る会】に招待された15400人の内訳を明らかにした。菅官房長官の答弁によれば①各省庁推薦の各界の功労者がおよそ6000人、②安倍首相(昭恵夫人推薦分を含む)からの推薦人はおよそ1000人、③麻生太郎副首相、菅官房長官(およそ500人)、副官房長官の推薦人合計がおよそ1000人、④自民党関係者の(主に自民党所属の国会議員)からの推薦人がおよそ6000人、⑤国際貢献や芸術・文化などの特別招待者、報道関係者、公明党関係者など合わせて約1000人。

安倍首相をはじめとする自民党国会議員の関係者(各議員の後援会幹部)の招待客が約8000人で全招待者の50%を超えている。これでは国費を使った自民党の国会議員の後援会活動と国民に誤解?されても致し方ないであろう。安倍首相が【桜を見る会】を私物化した象徴が【桜を見る会】の前夜に開催される安倍首相後援会主催の【晩餐会】である。

今年の【晩餐会】は4月12日夜、東京都港区紀尾井町の【ホテルニューオータニ】で開かれたがこの会に関しては政治資金規正法違反の疑いが浮上し、安倍首相は連日弁明に追われ、その弁明は齟齬をきたしている。安倍首相は来月中旬で在任期間が7年に達するがその間2回ほど窮地に陥っている。【森友学園】と【加計学園】に関する一連の疑惑であったが安倍首相が直接の当事者ではなかったこともあり、野党やマスメディアの追求は不発に終わった。

しかしながら今回の【桜を見る会】の問題に関しては安倍首相が直接の当事者であるためにsマスメディアから説明を求められ、【晩餐会】の詳細を知らされていなかった安倍首相はその弁明が二転三転して追い詰められているのである。この問題の処理に失敗すれば首相の求心力は急速に衰え、東京五輪開催を前に安倍首相は退陣を余儀なくされる事態になりかねない。   (おわり)

 

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