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2019年11月10日 (日)

トヨタ2020年3月期上半期決算で売上高、純利益過去最高を達成

【トヨタ】は11月7日、2020年3月期の上半期(2019年4~9月)の連結決算の内容を発表した。【トヨタグループ】(ダイハツと日野自動車を含む)の【売上高】は前年同期比4.2%増の15兆2855億円、【営業利益】は前年同期比11.3%増の1兆4043億円、【純利益】は2.6%増の1兆2749億円でいずれも過去最高。世界販売台数も前年同期より22万台増えて過去最高の545万台であった。

ところで、【トヨタ】のライバルである【VW(フォルクスワーゲン)グループ】(VW、アウディ、ポルシェ、セ゚アト、シュコダなど)の2019年第2と第3四半期(4~9月)の決算内容は【売上高】が15兆3500億円、【営業利益】が1兆1733億円、【純利益】はほぼ1兆円である。【VWグループ】は【売上高】こそ【トヨタ】を上回ったが【純益】では【トヨタ】に約2800億円引き離された。昨年よりその差は縮小したが。

【トヨタ】単体の世界販売台数は2017年が938万台、2018年は953万台である。それに対して【VW]単体では世界販売台数は2017年が623万台、18年は前年比で1.9%減少しているからおおよそ610万台で【VW】ブランドの車は【トヨタブランド】(レクサスを含む)の3分の2程度の販売台数にしか過ぎない。当然【純益】では通年は1兆円以上の差が生まれる。

【トヨタ】単体の2019年4~9月の世界販売台数【463万9000台】の内訳は主力の米国が前年同期より1万6600台減って123万5586台、中国が前年同期より7万4700台増加して83万3300台、日本が80万台、その他(アジア、欧州、北米など)が約177万台。3つの主力市場の販売台数の総数は286万台で世界販売台数の61.7%を占めている。今期の販売台数増の原因は、中国では高級車の【レクサス】の販売が好調であったこと欧州ではハイブリッド車の人気が高かったことである。【VW】単体では中国での販売不振で世界販売は前年同期比で1.9%減少している。

【トヨタ】は現在起こっている自動車産業の革命に対応するために日本の【日産グループ】(日産と三菱)と【ホンダ】以外の乗用車メーカーと連携を強めている。技術と資本の提携の強化だ。技術提携では【マツダ】とは米国アラバマ州に共同で工場建設を行っている。【スバル】には【ハイブリッド】技術を無償で提供している。

【資本提携】では、【トヨタ】は【スバル】の株式保有率を16.83%をら20%に引き上げ、【マツダ】株式を5.07%保有し、【スズキ】とは4.9%の株式を保有することで合意している。この先にあるのは【トヨタ】を盟主とする【日の丸連合】の結成である。研究開発費を出し合って【CASE】と呼ばれる自動車産業の技術革命に対応するためだ。

日本が21世紀においても経済発展を維持していくためには世界の【自動車産業】の盟主であり続けなければならないからである。   (おわり)

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