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2019年7月10日 (水)

電動自動車の開発を加速されるトヨタ連合

【トヨタ】は6月7日、【トヨタのチャレンジーEVの普及を目指して】と題する記者会見を開いた。その会見の趣旨は車両電動化の取り組みを説明することで解説役を務めたのはトヨタの最高技術責任者で副社長の寺師茂樹氏である。

寺師副社長は「トヨタがハイブリットカー開発で20年以上にわたり蓄積してきた【モーター】、【バッテリー】、【パワーコントロールユニット】の3点を車両電動化の【核心技術】と位置付け、【核心技術】にエンジンや充電器、FCスタックなどの固有ユニットを組み合わせることによってハイブリットカー、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)といった種々の電動化車両が誕生するというトヨタの法則」を披露した。

さらに、寺師氏は「電動車と【自動運転】や【コネクテイッド】(インターネットと繋がる)などの先端技術を融合させることで【MaaS】(Mobility  as a Service サービスとしての移動)といった次世代モビリティが生まれるが、電動車が【MaaS】の新しいビジネスモデルの鍵となる」と解説した。

この記者会見の前日の6月6日には【トヨタ】と【スバル】は「中・大型乗用車専用のBEV(バッテリー電気自動車)のプラットフォームとCセグメントSUVモデルBEVを共同開発することで合意した」と発表している。

【トヨタ】は資本・業務提携をしている【マツダ】(トヨタが第2位の株主)とトヨタ系列の部品メーカー【デンソー】とBEV開発専門会社【EVCAスピリット】(寺師茂樹代表取締役プレジデント)を立ち上げており、この会社にトヨタグループの【ダイハツ】と【日野】さらに【スズキ】が参加の意向を表明している。

【トヨタ】は【スバル】株式の16.77%を保有し、米国ではトヨタはスバルにハイブリットシステム・THS-Ⅱを供給しており、スバルは2018年に販売を開始したPHEV【クロスレック】にTHS-Ⅱを搭載している。

【トヨタ】は日系自動車メーカー5社と連携してBEVの開発に本格的に乗り出したのである。しかも電動車の発売時期を5年前倒しして2025年に中国市場を皮切りにグローバル市場に投入すると発表した、当初の販売計画ではハイブリッドカーとPHVの販売台数を450万台以上、EVとFCVは100万台以上、電動車の販売台数の目標は550万台以上である。世界の主要自動車市場では環境対策が強く求めれているために【トヨタ】としても電動車の発売を前倒しせざるを得なかったのである。【トヨタ】にとっても電動車の販売は社運を賭けた戦いとなる。(おわり)

 

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