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2019年6月19日 (水)

米中2大経済大国の間で揺れ動く韓国経済

昨年の下半期から韓国経済は【米中貿易戦争】の影響を受けて明らかに変調をきたしている。韓国経済の特徴は【輸出依存度】(輸出額÷GDP)が2017年は37.49%と世界4位の高さで、韓国よりも輸出依存度が高いのは香港、タイ、ドイツだけである。

【貿易戦争】が勃発した翌月の2018年8月の韓国の【貿易黒字額】は68.3億ドル、輸出が前年同月比で8.7%増に対して輸入が9.4%増で輸入の増加幅が輸出を上回っているので【貿易黒字額】は前年同月比で減少している。9月の【貿易黒字額】は96.2億ドル。輸出が前年同月比で8.1%減で、輸出が大幅に減ったので【貿易黒字額】は前年比で減少している。10月の【貿易黒字額】は64.1億ドル、輸出は前年比で3.8%増、輸出が11.4%増で輸入の増加幅が輸出の増加幅を上回っているので【貿易黒字】は前年同月比で減少。11月の【貿易黒字額】は47.7億ドルで輸出が前年比で3.8%増、それに対して輸入が11.4%増で輸入の割合が輸出の割合を上回っているので【貿易黒字額】は前年よりも減っている。12月の【貿易黒字額】は43.4億ドルで輸入は前年同月比で1.3%減少、輸入は19.3%と大幅に増えているので【貿易黒字額】は前年同月比で減少している。

2018年10~12月(第4四半期の【貿易黒字】の大幅な減少は韓国を代表する【サムスン電子】、【現代自動車】、【LGエレクトロニクス】という3つの企業の同期の決算内容によっても裏付けられる。【サムスン電子】の2018年第4四半期の売上高は前年同期比で10.2%減の59兆2650ウォン、営業利益が26.7%減少の10兆8000億ウォン、純利益は31.0%マイナスの8兆4600億ウォン、【現代自動車】の同期の売上高は前年同期比4.8%増の25兆6700億ウォン、【営業利益】は35.4%減の5010億ウオン、【純利益】115.8%減少の20130億ウォンの赤字であった。つまり増収でありながら減益となった。【LGエレクトロニクス】の売上高は前年同期比で7.0%減の15兆4270億ウォン、【営業利益】は79.4%減少の5010億ウォンの赤字、【純利益】は144.2%マイナスの8070億ウォンの赤字であった。

「貿易黒字」減少の流れは今年に入っても好転せず、第1四半期(1~3月)の輸出総額は前年同期比8.5%減の1327億2900万ドル。輸入は6.8%減の1234億1000万ドルで【貿易黒字額】は前年同期の126億3000万ドルから93億1900万ドルと33億1100万ドル減少し、貿易黒字の減少によって韓国の第1四半期のGDPは0.4%のマイナス成長となった。

4月の【貿易黒字】も84億7000万ドルと前同期比6%の減少である。韓国経済の低迷は長期化する可能性が高まってきた。経済悪化に起因する文大統領への国民の不満が鬱積しているので対日強硬路線に一定の配慮を文大統領はせざるを得なくなるであろう。   (おわり)

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