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2019年5月30日 (木)

ガーデンツーリズム(庭園めぐり観光)登録制度は訪日外国人客数のさらなる増加に寄与するのか

内需拡大策の一環として国土交通省は2003年から外国人誘客のキャンペーン【ビジット・ジャパン】を開始した。2008年の【リーマンショック】と2011年の【東日本大震災】の勃発によって【訪日外国人客数】はその翌年には減少したがそれを乗り越えてきた。【訪日外客数】が初めて1000万にを超えたのは2013年でそれ以降、2015年は【非日外客数】は1341万3400人、15年が1973万7400人、16年が2400万9700人、17年が2869万1000人、18年が3119万1900人と伸び率は下降しているが【訪日外客数】は拡大の一途を辿っている。今年の1~4月までの累計の【外客数】は1051万9380人であるから昨年を上回る可能性はかなり高い。

【外客数】の大幅増に伴い【【訪日外客】の日本国内での旅行消費額は2014年は2兆0305億円であったが2018年は2倍以上の4兆5189億円となった。日本人の国内旅行消費額は18年が20兆5000億であるから18年の旅行消費額は21兆円となり、GDPの約4割近くを占めることとなった。【ビジット・ジャパン】は成功したということになる。

第二次安倍内閣の【訪日外客数】の当初の目標は2000万人にであったが4年でその目標を達成している。【国土交通省】は2000万人達成のプランの一つとして【ガーデンツーリズム】を検討していたが今年4月に【ガーデンツーリズム登録制度】(正式名称【庭園間交流連携促進計画登録制度】)を創設して、5月に開催した【第1回有識者審査会】において6つの地域の公園や庭園を巡る【ガーデンツーリズム】の取り組みを登録することを決定した。

登録された地域は①【北海道ガーデン街道】、②横浜市の【ガーデンネックレス横浜】、③静岡県の【富士・箱根・伊豆『皇室ゆかりの庭園』】ツーリズム、④新潟県の【にいがた庭園街道】、⑤静岡県西部浜松市の【アメイジングガーデン・浜名湖】、⑥宮崎県宮崎市の【宮崎花旅365】の6地域である。

筆者の独断であるがこの6つの地域で欧米人の間で人気が沸騰しそうなのが①の【北海道ガーデン街道】と④の【にいがた庭園街道】である。【北海道ガーデン街道】は大雪―富良野―十勝を結ぶ全長約250kmの街道で、街道沿いに8つの周囲の自然と一体化した素晴らしい庭園が存在する。8つの庭園は、【大雪森のガーデン】(上川町)、【上野ファーム】(旭川市)、【風のガーデン】(富良野市)、【千年の森ガーデン】(清水町)、【真鍋ガーデン】(帯広市)、十勝ヒルズ【丘の上ガーデン】(幕別町)、紫竹ガーデン(帯広市)、【六花の森】(河西郡中札内村)で、日本庭園があるのは真鍋ガーデンだけで後の庭園はブリテイッシュスタイルで、ガーデンツーリズム発祥地のイギリスではこれらの庭園は高く評価されている。

【にいがた庭園街道】は村上市を起点とする新潟市までの全長約150kmの国道290号線である。この街道周辺は江戸時代~昭和初期にかけて日本有数の大地主(1000町歩以上を所有)であった豪農邸宅と日本庭園、見事な庭園のある寺院が集中している。さらに日本を代表する穀倉地帯なので日本の原風景とも言える里山や水田、棚田、集落や山々が続く潤いのある光景は訪れる欧米人を魅了すると思われる。

この登録制度によってこれからも【訪日外客数】は増え続ける可能性が高まったと言えるであろう。   (おわり)

 

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