« 早くもレイムダック(死に体)化した韓国文在寅大統領(1) | トップページ | 国家非常事態宣言という暴挙に出たトランプ大統領 »

2019年2月16日 (土)

早くもレイムダック(死に体)化した韓国文在寅大統領(2)

韓国の大統領の任期が5年で再選なしと定められた制度の下で,選挙によって誕生した大統領は、第14代大統領の金泳三(キム・ヨンサム)(1993~98年)、第15代の金大中(キム・デジュン)(1998~2003年)、16代の盧武鉉(ノ・ムヒョン)(2003~2008年)、17代の李明博(イ・ミョンバク)(2008~2013年)、18代の朴槿恵(パク・クネ)(2013~2017年)と現大統領の文在寅氏の7人である。
韓国の国民性は肉親の結びつきが異常に強いことで知られている。その結果、大統領の兄弟や子弟が大統領の職権を不正利用して不正蓄財に励む事例が多い。大統領は高い支持率を維持することと自らのクリーンさをアピールために前任者の不正を暴くことに血道を上げることになる。
金泳三氏は自らは逮捕されなかったが次男が収賄と脱税の容疑で逮捕された。後任の金大中大統領は同じ左翼政権ということもあって金泳三氏の追求には手加減を加えたのであろう。
金大中氏も3人の息子が全員職権乱用の不正蓄財容疑で逮捕されたが、金氏自身はノーベル平和賞を受賞したこともあって後任の盧大統領が手加減した結果、逮捕されることはなかった。盧氏自身前任者の金氏を追及する資格がなかったこともあるが。
第16代盧武鉉大統領は兄が斡旋収賄罪で逮捕され、自らは弾劾訴追を受けて職務停止処分を受けた後に弾劾が無効となり、職務に復帰した。その後、自身と妻の不正蓄財が発覚し、大統領退任後に自殺するという非業の死を遂げた。
17代大統領の李明博は退任後、収賄、背任横領、脱税容疑で逮捕され、2018年に有罪判決を受けた。18代朴槿恵は永年の知人崔順実という人物に国政介入させたとして弾劾され、大統領職務停止後、韓国大統領としては初めて罷免された。
韓国大統領は、韓国行政の長(第66条第4項)として警察(行政安全部警察庁)や検察(法務部検察庁)、直属の情報機関(国家情報院)を管轄し、かつ韓国司法の長である大法院院長の任命権(第104条第1項)、並びに国会が議決した法案に対する再議要求権(第53条第2項)を有する。その為、韓国大統領は行政権全般だけでなく立法権や司法権の一部にも影響を与える程の権限を与えられており、そのことが大統領周辺で賄賂の授受を起こしやすい一因になっていると考えられている。
権利には義務を伴う。韓国大統領は絶対的な権力を与えられる代わりに、その権力を国民に返した時つまり大統領としての5年の任期を終えた暁にはその5年間をきっちり清算しなければならない。任期中に不正を働いていたならば自身を含めて家族や側近まで不正を追及されることを甘んじて受け入れなければならない。
ところで任期が1年8カ月を経過した時点で、文大統領周辺のスキャンダルが発覚している。1月29日に保守系野党【自由韓国党】の郭尚道(クァク・サンド)議員は党内会合で「文大統領の娘ダへ氏が家族と東南アジアへ移住したとコメントしている。
ダへ氏は夫からソウル市内の低層の高級マンションを譲渡されたがその3カ月後に売却している。問題なのはその高級マンションの購入代金がダへ氏の夫が勤務していた企業に政府が200億ウォン(約20億円)を支援したがその支援金の一部がマンション購入代金に使用された疑いがあることだ。
さらに与党【共に民主党】の1回生議員の孫恵園(ソン・へウォン議員が大統領夫人の【同級生】であることを声高に語り、「全羅南道の【木浦旧市街地】をエーゲ海の島のように」をキャッチフレーズに国の資金500億ウォン(約50億円)を不動産購入に注ぎこんでいることが発覚し、1月24日に離党した。
17年の大統領選挙で重要な役割を演じた文大統領の側近で、慶尚南道知事だった金慶洙(キム・ギョンス)被告が実刑判決を受けた。
早くもスキャンダルが噴出し、求心力が衰え、反日カードを切ってしまった文大統領には任期を全うできるかという懸念が浮上している。   (おわり)

|

« 早くもレイムダック(死に体)化した韓国文在寅大統領(1) | トップページ | 国家非常事態宣言という暴挙に出たトランプ大統領 »

18韓国問題 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 早くもレイムダック(死に体)化した韓国文在寅大統領(2):

« 早くもレイムダック(死に体)化した韓国文在寅大統領(1) | トップページ | 国家非常事態宣言という暴挙に出たトランプ大統領 »