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2018年8月28日 (火)

総裁選告示前に早くも出回っている組閣名簿の一部

8月25~26日に実施された【産経新聞】と【FNN】合同世論調査をはじめ【共同通信】、【日本経済新聞】、【読売新聞】の世論調査の結果が27日に報じられた。
9月20日に行われる自民党総裁選に関して【次期総裁にふさわしい人物は】という【産経新聞・FNN】の設問に対して安倍晋三首相と答えたのは38.9%、石破茂元幹事長と答えた回答は35.1%でその差は3.8ポイントという僅差であった。さらに指示の内容を党派別に分析すると、【自民党支持層】では安倍首相支持が66.4%、石破氏は21.6%、【公明党支持層】では安倍首相支持が41.9%、石破氏支持が25.6%で与党支持層では安倍首相が自民党の現職の総裁ということで当然のことながら安倍首相の指示が石破氏の支持を圧倒している。
野党の【立憲民主党支持層】では安倍首相支持が9.3%、石破氏支持が63.6%、支持政党なしという【無党派層】の間では安倍首相が17.9%、石破氏支持が42.9%であった。近年の参院選挙では無党派層の投票行動が選挙結果に大きな影響を及ぼしている。自民党の第3派閥【竹下派】の参院議員21人が石破氏支持に動いたのは無党派層に人気のない安倍首相では来年の参院選での勝利は覚束ないという危機感からである。
【産経新聞】以外の他のメディアの総裁選での支持率は、【共同通信】が安倍首相支持31%で石破氏支持が36.3%、石破氏支持が31.3%その差は5.0ポイント、【日本経済新聞】は安倍首相支持が39%、【石破氏支持】が31%でその差は8ポイント、【読売新聞】ガ【安倍首相支持】は42%、【石破氏支持】が36%でその差は6ポイントであった。
今回の世論調査を実施したマスコミ4社は安倍首相支持の色彩が強いが安倍首相支持と石破氏支持の差が一桁台というのは安倍首相側近達にとっては想定外の結果であったと思われる。
ところで、安倍首相支持の国会議員が70~80%と想定されていることから首相周辺には楽観ムード漂い、総裁選告示前に総裁選後の組閣で閣僚入りする議員の名前が早くも取り沙汰されている。これは石破氏周辺が意図的に流しているのかあるいは安倍首相周辺が首相の心中を推し量って意図的に情報をリークしているのかは定かではない。
組閣名簿の一部は以下の通り:【官房長官】下村博文(元文部科学相)l、【経済産業相】甘利明(元経済財政政策担当相)、【総務相】小渕優子(元経済産業相)、【外務大臣】岸信夫(前外務副大臣)。
官房長官候補の下村博文氏は安倍首相の側近筆頭である。加計学園がパーティ―券を200万円分を購入したが政治資金収支報告書には記載されていないと文春で報じられた。
経済産業大臣候補の甘利氏は安倍首相の信頼が厚い。経産相には過去2回就任している。URへの斡旋疑惑で責任を取って辞任。
総務大臣候補の小渕優子氏は入閣の条件は所属する竹下派が首相3選を支持することであったが衆院銀34人は自主投票になったことから入閣の確率は低くなった。経産相時代に政治資金収支報告書に1億以上の未記載の資金の存在が発覚し責任を取って辞任。
外務大臣候補の岸信夫氏は安倍首相の実弟である。生後すぐに母親の実家岸家の養子になった。養父は日米安保条約を締結した故岸信介首相の長男の信和氏である。岸氏が入閣したら副大臣を経験したとはいえその外交能力は未知数で公平な人事とは言い難い。
岸氏以外の3人の大臣経験者は政治資金問題でスキャンダルを起こしており自民党党内からも【スキャンダル】一層の人事と評判が悪い。   (おわり)

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