« トランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争裏目に出る | トップページ | 沖縄県知事選の帰趨に安室奈美恵が影響を与える可能性 »

2018年8月23日 (木)

トランプ大統領にとって就任以来最悪の日となった18年8月21日

【2018年8月21日】はトランプ大統領にとって大統領就任以来最悪の日となったようだ。
この日、2016年の大統領選でトランプ陣営の選対本部長(16年3~8月)を務めたロビイスト兼弁護士のポール・マナフォート被告が脱税や銀行詐欺など8つの罪で、バージニア州アレクサンドリア連邦地裁陪審で有罪評決を受けた。
マナフォート被告はこれまでに親露派で国際刑事警察から国際手配されたウクライナのヴィクトル・ヤヌコーヴィチ元大統領やフィリピンのフェルディナンド・マルコス元大統領、コンゴ民主共和国の元独裁者モブツ・セセ・セコ元大統領、アンゴラ内戦の当事者の一人で反政府武装勢力アンゴラ全面独立民族同盟を指揮したジョナス・サヴィンビなどの独裁色の強い外国の指導者のためにロビー活動を行なっていたが、外国の政府または指導者の代理人としてロビー活動を行う者に義務付けられている外国代理人登録法に基づく司法省への登録を2017年6月2日時点で行なってなかったことが判明すると同月27日に過去に遡る形で司法省へ登録を行なった。
トランプ大統領は、みずからの選挙対策本部の元幹部ポール・マナフォート被告が連邦地裁陪審で詐欺などの罪で有罪の評決を言い渡されたことについても「魔女狩りだ」とツイッターに書き込み、ロシア疑惑をめぐる捜査を非難している。
同日、ロシア疑惑の捜査を進めるロバート・ムラー特別捜査官のもう1つの成果もマスメディアで派手に報じられた。トランプ大統領の元個人弁護士でロシア疑惑の重要人物のマイケル・コーエン被告(51)が21日、司法取引に応じ、ニューヨーク連邦地裁でトランプ氏の指示で不倫疑惑を隠蔽するため2人の女性に口止め料を払ったと証言した。2人の女婿とは元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんと米誌【プレーボーイ】の元モデル、カレン・マクドゥーガルさんで、ダニエルズさんには13万ドル、マクドゥーガルさんには15万ドル支払っている。
コーエン被告の証言に対してトランプ大統領は22日、例によってツイッターに「コーエンは司法取引のために話をでっちあげている」としてうその証言をしていると批判した。トランプ大統領は口止め料支払いの指示をしたとは認め難いので当然のことながらコーエン被告の証言を否定したのだ。
米有力週刊誌【ニューズウィーク】は8月23日午後、【トランプ「最悪の日」にわかったこと:探せばまだまだボロは出そうだ】と題する記事を配信した。記事の中で筆者ビル・パウエル氏は「トランプにできることは、弾劾を避けるためにありったけの声を張り上げて「魔女狩りだ!」と叫ぶことだけ」と記した上でトランプ大統領のこれまでの経歴に関して「これは(2人の女性に口止め料を支払ったこととマナフォート被告のウクライナ絡みの脱税)トランプの抱える弱みだ。濁った水をたたえた深く広い「トランプ湖」で釣りをすれば、必ず獲物がかかる。ニューヨークでの不動産取引、カジノ経営、テレビ出演、そして政界進出と、トランプの長い経歴には、訴訟絡みの詳細な記録が残っている。彼が渡り歩いてきたのはいずれも清廉潔白とは言い難い業界だ。トランプは米金融界の最大手クラスの投資銀行を敵に回し、誰もが尻込みするような国々で自身の名を冠した大規模な不動産開発をやってきた。その過程では、ロシア、ウクライナ、中国など腐敗にまみれた国々からも資金を集めてきた。」と述べている。
8月21日に起こったことは中間選挙に影響が及ぶことは間違いない。政権与党共和党が中間選挙の結果米議会両院で過半数割れを起こせばトランプ大統領は任期半ばで【レイムダック(死に体)】状態に陥ることになる。   (おわり)

|

« トランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争裏目に出る | トップページ | 沖縄県知事選の帰趨に安室奈美恵が影響を与える可能性 »

16アメリカ問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トランプ大統領にとって就任以来最悪の日となった18年8月21日:

« トランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争裏目に出る | トップページ | 沖縄県知事選の帰趨に安室奈美恵が影響を与える可能性 »