« 米朝首脳会談は政治ショーにしか過ぎない | トップページ | 日本のGDPの足を引っ張る原油価格の高騰 »

2018年6月17日 (日)

支持率回復に打つ手のない安倍首相

先週末の時事通信とNHK放送文化研究所の世論調査の結果は時事通信の【内閣支持率】が前回より2.6ポイント下がって35.5%、【不支持率】が0.6ポイント上がって43.4%、【NHK放送文化研究所】の世論調査では【内閣支持率】は3カ月連続の38%、不支持率は4月が45%5,6月は連続で44%と内閣不支持率が支持率を上回る危機的な状況が続いている。
近年稀にみる低支持率でスタートしたトランプ大統領は財源の裏付けのない企業減税を実施したにも拘らずトランプ大統領の支持率が40%越えたことによって安倍首相の支持率30%台を上回り、トランプ大統領は安倍首相に対する敬意を失ったようである。
6月8~9日にカナダのケベック州の景勝地シャルルボアでG7サミットが開催されたがヨーロッパの移民問題を議論した際にトランプ大統領は安倍首相に対して「シンゾー、君はこの問題を抱えていない。でも私が日本に2500万人のメキシコ人を送れば、君はすぐに退陣することになる」と暴言を吐いたとされている。
サミット前にホワイトハウスで行われた日米首脳会談後の共同記者会見においてトランプ大統領は「安倍総理は先ほど軍用機や航空機、それに農産物など数十億ドルに上る米国製品を購入すると約束した」と暴露している。これは6月12日にシンガポールで開催された米朝首脳会談の席上でトランプ大統領が【拉致問題】に言及したとされるが【拉致問題に言及してもらうための報酬が数十億ドルの米国製品の購入ということになる。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はトランプ大統領の面子を立てて【日朝首脳会談】に応じる意向を示し、【拉致問題の解決】の期待を安倍政権に抱かせたがそれに冷水を浴びせかけるように北朝鮮の国営ラジオ【平壌放送】は6月15日夜の論評で、日本人拉致問題について「すでに解決した」と言及した。ラヂオプレスが伝えた。トランプ大統領が拉致問題を提起した米朝首脳会談後に、北が拉致問題は解決済みとの従来の主張を示したのは初めてである。
【平壌放送】の論評によって【拉致問題の解決】という淡い期待を砕かれた安倍政権は当面の内閣支持率回復の手立てを失ったことになる。外交とは冷酷なもので安倍首相の権力基盤が脆弱になったと看て取ると容赦なく相手国は攻めてくる。
西村康稔官房副長官は6月17日朝、フジテレビの「報道プライムサンデー」に出演し、日朝首脳会談の開催について、「8月や9月は難しい」との認識を示した。安倍首相周辺は自民党総裁選前に【日朝首脳会談】を実現して【拉致問題】の目途を付ける戦略を立てていたのであろうがその目論見は潰えた。
自民党総裁選3選を目指すには衆院解散か加計学園の加計孝太郎理事長の国会招致しかない。   (おわり)

|

« 米朝首脳会談は政治ショーにしか過ぎない | トップページ | 日本のGDPの足を引っ張る原油価格の高騰 »

9政局」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 支持率回復に打つ手のない安倍首相:

« 米朝首脳会談は政治ショーにしか過ぎない | トップページ | 日本のGDPの足を引っ張る原油価格の高騰 »