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2018年5月 7日 (月)

柳瀬唯夫経済産業審議官の国会招致で真実は明らかになるのか

空転している国会審議を打開するため自民党の二階俊博幹事長と公明党の井上義久幹事長らは5月7日、東京都内で会談し、学校法人【加計学園】の獣医学部新設認可のキーパースンである当時安倍晋三首相秘書官であった柳瀬唯夫氏(現経済産業審議官)の国会招致を5月10日、衆院予算委員会の集中審議は5月14日を中心に調整に入ることを確認した。柳瀬氏の国会招致は偽証罪に問われる可能性のある【証人喚問】ではなく単なる参考人であることから国会空転を避ける単なる政治セレモニーに終始することは必至である。
学校法人「加計(かけ)学園」が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画に関し、首相秘書官だった柳瀬唯夫経産審議官が同県や今治市の職員らと2015年4月に面会した際の記録が残っていたとの4月10日のマスコミ報道に対し、柳瀬氏は同日午前、コメントを発表し、その中で柳瀬氏は「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と明言した。
柳瀬氏のコメントに対して愛媛県の中村時広知事は4月12日、愛媛県職員が柳瀬氏に面会したと記された出張報告書のデータとなる覚書の存在に言及している。それに対して柳瀬氏は上述のコメントを繰り返してた。
中村愛媛県知事が敢えて安倍内閣に悪影響を及ぼす可能性の高い覚書の存在を公表したのは11月に行われる予定の愛媛県知事選を意識した行動である。【加計学園】問題を容認する立場を採れば知事選に不利になると中村知事は判断したのであろう。
ところで、柳瀬氏が愛媛県職員や今治市職員との面会の事実を【記憶の限りでは】という条件付きで否定したために愛媛県職員の証言が正しいのか柳瀬氏の発言が正しいのか真相は藪の中という状況になったが愛媛県職員らが首相官邸を訪れた15年4月2日の当日、柳瀬唯夫元首相秘書官との面会予定を記したメールが、内閣府から文科省に送られていたことが4月20日、発覚したことによって柳瀬氏の発言の信憑性が著しく低下し、安倍内閣はさらに窮地に追い込まれることになった。
【経済産業審議官】というポストは経産省官僚の頂点の【事務次官】に次ぐNo2のポストである。【加計学園問題】が再燃しなかったならば柳瀬氏は7月の人事異動で事務次官の座を射止めていたであろう。
柳瀬氏は5月10日の国会招致に参考人として応じて「記憶を喪失していた」という主旨の発言を繰り返して安倍首相の盾となり、真実を語ることはないであろう。【事務次官】のポストが目の前にぶら下がっているからだ。
日本の官僚は誰のために存在しているのであろうか。   (おわり)

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