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2018年5月28日 (月)

日本初のLRT(次世代型路面電車)新設工事始まる。

栃木県の首都宇都宮市(2018年4月1日人口51万9025人)のJR宇都宮東口と芳賀町の本田技術研究所北門を結ぶ葯15kmのLRT(次世代型路面電車)の新設工事が5月28日始まった。このLRTは従来の鉄道路線を使用しないLRT全線線が新設される日本初のLRTである
総工費は458億円(宇都宮市区間の工事費約412億円、芳賀町区間工事費約46億円)で所要時間は約44分。LRTは1997年に当時の建設省(現国土交通省)が年間約5000億の剰余金が生まれる【ガソリン税】(道路特定財源)を活用して「路面電車(LRT)走行空間改築事業を創設したことが端緒である。
建設省はLRTを全国の都市に普及させようとしてまず白羽の矢を立てたのが公共交通が未発達の宇都宮市であったとされる。当時の渡辺文雄栃木県知事が農水省事務次官経験者であったことから事業主体となる宇都宮市ではなく栃木県に打診したと言われている。このボタンの掛け違いから当時の増山道保宇都宮市長は不快感を抱きLRT導入には背を向けたのである。
その結果、栃木県がLRT導入計画の主導権を握り、県は「LRT対策室を設置し、室長は国からの出向となった。ところが、LRT導入に積極的であった渡辺知事が2000年11月19日の知事選で5選を阻止され栃木県主導のLRT導入計画はとん挫してしまった。LRT計画が再び日の目を見たのはの2008年の市長選で佐藤栄一市長が再選されて以降である。
2008年の市長選ではLRT導入が選挙の争点になったがLRT反対の野党候補が3人出馬したために佐藤市長が次点の候補者ダブルスコアで圧勝した。但し、野党候補の得票の総計は80005票で当選した佐藤市長の得票は80529票なので野党候補が一本化されれば激戦となったかもしれない。LRT反対派は候補者を一本化できれば勝てる可能性があると淡い期待を抱く結果となった。
2012年はLRT導入反対派は候補者擁立を見送ったが2016年には野党は統一候補擁立してフェイクニュースを垂れ流し、その情報を信じた一部市民が野党候補者に投票したために予想外の接戦となり、佐藤市長は約6200票の僅差で3選を果たした。
LRT導入で恩恵を受けるのは宇都宮市の過疎地帯を含む地域の一部住民である。宇都宮市のLRT導入の目的の説明が【交通渋滞の解消】に拘りすぎたために多くの市民の共感を得られなかったという側面がる。政策の目的は時間の経過とともにその理由は変化していく。LRT導入の目的は観光客の誘客に寄与するツールとして近年はその価値が高まったのである。
2017年の宇都宮市の観光客入れ込み数は1483万人で年々増加の傾向にあり、全国的に知名度の高い日光市や那須地域(那須塩原市、那須町)の観光客入れ込み数を凌駕している。
日本最初の【LRT】が走る街宇都宮は観光客をひきつける魅力が増えることになるに違いない。   (おわり)

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