« 東電強い寒波の影響で電力供給が逼迫し、4日間連続で買電 | トップページ | NAFTAの再交渉協議長期化か »

2018年1月29日 (月)

核・ミサイル開発資金が枯渇し始めた北朝鮮

米国政府系のメディア【ラジオ自由アジア(RFA)】電子版は1月27日、「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の秘密資金が一連の核・ミサイル開発により枯渇しかけている」と報じた。
金委員長の秘密資金が大幅に減少している原因は日米を中心にした国際社会による対北朝鮮経済制裁が強化され、外貨が獲得が困難になっているからだ。北朝鮮による平昌五輪参加の動きも経済的な苦境からの脱却を狙ったものだとされる。北朝鮮が平昌冬季五輪に選手団を派遣するのと平仄を合わせるように北朝鮮を(朝鮮民主主義人民共和国)を支援する法人格を持たない団体である【朝鮮総連】(在日本朝鮮人総連合会】は170人規模の応援団を平昌五輪に派遣するという。この応援団は北朝鮮の選手団の応援が目的ではなく筆者の想像によれば外貨を(米ドルや日本円)の運び屋という役割を担っているのだ。
日本が北朝鮮に経済制裁を加える以前には日本からの送金は自由であった。その送金業務を一手に引き受けていたのが栃木県の宇都宮市に本拠を置く【足利銀行】で、足銀が破綻したのは北朝鮮への送金業務を行っていたことが原因と言われている。足利銀行経由で日本から北朝鮮へ外貨が流れることを遮断するためである。
【産経ニュース】は1月27日深夜。【RFA】の記事に関して『北朝鮮高官とつながりがある複数の中国関係者がRFAに明らかにした。
同記事によると、秘密資金は父の金正日総書記から引き継いだもので、北朝鮮で外貨稼ぎを統括する朝鮮労働党の「39号室」が、通貨偽造や麻薬製造などで年間5億~10億ドル(約540億~1090億円)を集めているという。
関係者は「核・ミサイル開発のための資金の多くは、金正恩の秘密資金によるものだ」と証言。北朝鮮東部の馬息嶺(マシンリョン)スキー場など金正恩氏の肝煎りプロジェクトの建設でも多額の資金が使われているという。
また、昨年9月に北朝鮮が6回目の核実験に踏み切ったことを受けて採択された国連安全保障理事会決議は北朝鮮労働者の受け入れを原則禁止したが、一連の制裁で外貨獲得が難しくなっていることも資金不足に拍車をかけている。』と配信した。
北朝鮮は、外貨を獲得するために国家があらゆる犯罪に手を染めている国で、偽造紙幣、麻薬製造、保険金詐欺,偽たばこの製造が主な外貨獲得の手段だ。日本が被害を受けたのは北朝鮮産の麻薬であろう。2001年の12月下旬に北朝鮮の工作船と日本の海上保安庁の巡視船が東シナ海の中国の排他的経済水域(EEZ)内で銃撃戦を行った結果、北朝鮮の船舶は証拠隠滅のため自爆して沈没した事件が発生した。数年後にこの船を引き上げたがある広域暴力団に指定されている組織の枝の組織がこの船舶と麻薬取引をする予定であったことが判明している。
北朝鮮に対する国際的な経済制裁が効果を上げている。北朝鮮の【核・ミサイル開発】を断念させる一歩手前のところまで来ていると思われる。日本政府は北朝鮮の平昌五輪応援団のメンバーにビザを発給しないことだ。   (おわり)

|

« 東電強い寒波の影響で電力供給が逼迫し、4日間連続で買電 | トップページ | NAFTAの再交渉協議長期化か »

14国際問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 核・ミサイル開発資金が枯渇し始めた北朝鮮:

« 東電強い寒波の影響で電力供給が逼迫し、4日間連続で買電 | トップページ | NAFTAの再交渉協議長期化か »