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2017年10月12日 (木)

世界の三大市場で健闘している日本の3大自動車メーカー

世界の3大自動車市場は中国、米国、日本である。2016年の世界の新車販売台数は前年比4.3%増の9385万6300台であった。2015年の販売台数の伸び率が1.5%であったから3倍近い伸び率である。この伸び率アップに貢献したのが中国でその原因は排気量1600cc以下の乗用車の【車両購入税】(5%)の減免措置である。
この減免措置は昨年末で終了の予定であったが中国のGDP成長率を維持するために減免措置の期間を1年間延長した。中国経済の停滞は隠しようがない。減免措置によって2016年の中国の新車販売台数は2803万台にまで伸びた。米国の2016年の新車販売台数が前年比0.4%増の1755万台であるから中国と米国の販売台数には1000万台以上の差がついたということだ。3番目の市場の日本の販売台数は496万台(軽自動車を含む)であるから日本の市場は米国の3分の1以下である。
2017年の新車販売台数の予測は中国が【車両購入税】を5%から7.5%に引き上げたので減免措置を延長してもそれほど効果は期待できない。伸び率は1桁だに落ち着きそうだ。
世界全体ではリーマンショックで販売台数が2008~9年の2年間で600万台減った。一番影響を受けたのがリーマンショックの震源地アメリカであった。昨年でアメリカではリーマンショック後の買い替え需要が一段落して販売台数は1700万台を割り込むと予測されている。9月までの新車販売台数は前年比で1.5%減っている。その影響は乗用車部門で顕著でアメリカのGMとフォードの販売台数は微減、クライスラーが7%台の減少で市場の縮小の影響を一番受けている。日本のトヨタの1~9月の累積販売台数は前年比0.5%の微増の183万1479台、日産が1.1%微増の118万3024台、ホンダが0.3%増の122万8380台である。
販売台数減が顕著なのが韓国の【現代】と【起亜】で【現代】が前年比12.9&減の58万7668台、【起亜】が6.9%減の49万1764台となっている。
世界最大の市場の中国でも日本メーカーは【トヨタ】が前年比7.9%プラスの96万0400台、日産が9.6%プラスの101万9700台、【ホンダ】が25.5%プラスの102万6300台とドイツのメーカとの差を急速に縮めている。
哀れを止めているのは韓国の【現代】と【起亜】で前年比で40%を超える大幅な販売減少である。両社の中国工場の稼働率は50%を割り込んでいる、
日本メーカーの躍進ぶりは中国メディアも注目しているがその原因は日本を訪れる中国人旅行者の日本礼賛が口コミで中国人の間に伝わり、日本車のイメージアップに貢献していると報じられている。
韓国車に関しては【高高度迎撃ミサイル】(THAAD)配備が引き金になった面は否定できないが韓国メーカーが中国人の需要動向を読み違ったことが原因という見解が最も説得力がある。
日本市場では軽自動車が販売不振の時期に入り、乗用車の需要が増えている。!~9月の累計販売台数は【トヨタ】が前年比5.4%増の119万4000台。【日産】が20.9%増えて34万9500台、【ホンダ】が1.9%の微増の29万5000台。
昨年の日本車の輸出は420万台を超えていた。今年は日本の3大メーカーは3大市場では検討しているが世界市場では新興国やアセアン諸国の需要が低迷しているので昨年に比べればトータルで小幅な減少になる可能性が高い。   (おわり)

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