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2017年10月 4日 (水)

自民党は何故小池希望の党代表の衆院選出馬を煽るのか

昨年の7月6日に環境相や防衛相を歴任した自民党の小池百合子衆院議員は都知事選出馬を表明した。形の上では一応自民党の東京都連に公認を申請していた。東京都連では小池氏は反主流派なので小池氏は公認が認められるとは考えてはいなかったはずだ。
むしろ公認されれないことを見越して見切り発車で立候補を表明したと言える。小池氏には政治家としての決死の覚悟を示せば有権者の共感を得られるという確信があったのであろう。小池氏の武器はテレビのキャスターを務めた経験から身についた時代の流れを読み解く能力に違いない。都知事選に突入すると小池氏の決死の覚悟は日に日に有権者の共感を呼び、選挙祖終わってみれば291万票を獲得して知事の座をつかみ取っていた。陸上競技に喩えれば三段跳びのホップが都知事選であった。スッテプは今年6月の都議選で小池知事の思惑が的中し、55議席を獲得して、大方の予想を裏切って小池知事が率いる【都民ファーストの会】が都議会第一党に躍り出た。一方与党自民党は現有議席57議席から半分以下の23議席という歴史的な惨敗を喫した。
2回連続の胸のすくような小池知事の勝利を目の当たりにした有権者は突然の解散、それに続く衆院選での小池氏が立ち上げた新党【希望の党】が衆院の過半数を制して政権を取ることを期待するようになった。ジャンプの段階だ。【希望の党】が政権を掌握するためには小池知事が都知事の座をなげうって衆院選出馬を決断することを一部の有権者は望んだ。
自民党は解散当初は楽観視していたが民進党が希望の党との合流を打ち出すと危機感を抱いて小池知事の衆院選出馬を逆手に取る作戦を考え出した。小池知事が衆院選に出馬すれば都政を蔑ろにしたという批判が小池知事に集中して希望の党は失速すると都合のいいことを思いついて自民党の首脳陣は小池知事の衆院出馬説をマスコミや自民党シンパのジャーナリストたちを利用して真実のように煽り立てたのである。
老獪な小池知事は衆院選出馬を肯定も否定もせずにマスコミ報道を【希望の党の知名度】を上げるために容認していたのである。
希望の党と民進党の合流組との選挙区調整の目途が立った時点から小池知事は自民党の作戦の誤りをあざ笑うかのようにマスコミ各社との単独インタビューに応じ、「衆院選出馬は100%ない」と明言し始めた。小池知事の出馬否定にもかかわらず、出馬を予測した一部のジャーナリストは自説を撤回しようとしない。自説を撤回すればテレビ出演が激減することを恐れているのであろう。
自民党は作戦の変更を余儀なくされた。ここにきて目立つのは小池知事や希望の党を貶めるために動画を通してネガテイブキャンペーンを展開している。 現時点では勝敗の行方はまだ見えてこない。   (おわり)

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