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2017年10月 2日 (月)

民進党枝野幸男代表代行リベラル派政党結成

民進党の枝野幸男代表代行は9月2日夕刻、東京都内のホテルで記者会見し、民進党のリベラル派議員を糾合して「立憲民主党」を結成すると宣言した。枝野氏は会見の中で新党結成の抱負を「国民生活の安心、立憲主義、民主主義、自由な社会をしっかりと守っていくために立憲民主党を結成することを決意した。安倍政権の暴走に歯止めをかける大きな役割を果たしたい」と語った。
枝野氏が新党結成に踏み切らざるを得なかったのは当選のための安全装置となるべき【新党希望の党】への合流を拒否され、比例復活という保険を自分たちで掛ける必要に迫られたからだ。
枝野氏の選挙区はさいたま市の一部の区域を選挙区とする埼玉5区で枝野氏は5期連続で当選しているが年々票差を詰められ、2009年の選挙では2位との差が4万5000票であったが12年の選挙では9000票、前回の2014年の選挙では3400票にまで差は狭まっている。今回は希望の党が枝野氏に刺客を立てるので枝野氏の小選挙区での勝利はかなり難しい状況で比例復活当選狙いの選挙となる。
リベラルとは原義は【自由な】であり、制約を受けないということから政治的には改革をいとわないということになる。日本の政治に中では【リベラル派】は社会主義や共産主義を信奉し、ロシアや中国の行動を容認する傾向にある。内政的には貧富の差や私有財産の所有を嫌悪する傾向が強く、福祉や社会保障を重視することから大きな政府を目指している。
安全保障に関しては中国やロシアの脅威を意に介さない傾向にある。国家の安全保障を軽視することから現行の日本国憲法を金科玉条として憲法改正には強い拒絶感を示す。
中国や北朝鮮が外に向かって膨張政策を採らなかった1990年代までは日本においては【リベラル派】が持て囃されていた。しかしながら現在の中国の軍備の強大化や太平洋進出の野望を隠さない状況や北朝鮮の核・ミサイル開発の推進が日本にとっての脅威となった現在は【リベラル派】の歴史的な使命は終焉したと思われても仕方がないのである。
恐らく今回の衆院選では民主党リベラル派が立ち上げる【立憲民主党】は現有議席を減らすことになるであろう。時代の流れに竿を指す行為であるからだ。極東アジアの緊張関係が消滅すればリベラル派が脚光を浴びることになるが短期的にはそのような状況は生まれないと思われる。立憲民主党はいずれ社民党と合併する道を選ぶ可能性が高い。
希望の党から排除された民進党の大物議員の野田佳彦元総理、岡田克也民進党元代表、安住淳元財務相は比例復活当選の恩恵に浴せない無所属で戦うことを表明している。選挙に絶対的な自信を持ち、小選挙区で敗れるとは夢にも思っていないからだ。
岡田代表は前回の選挙では12万950票を獲得して次点に6万3000票の差をつけてダブルスコア以上で勝利を収めている。野田元首相も5万2000票の差で小選挙区で勝ち上がっている。
民進党は今回の衆院選を契機に希望の党合流組、立憲民主党組、無所属組に三分裂することになった。筆者に言わせれば歴史的使命を終えた民進党の解党は遅きに失したのだ。   (おわり)


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