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2017年9月27日 (水)

小池劇場の第3幕が開いた

小池百合子東京都知事は9月25日午後2時半に緊急記者会見を開き、自らが代表を務める新党・【希望の党】の結党を宣言した。安倍晋三首相が衆院解散に関して見解を説明する記者会見を開く3時間前である。
小池知事は新党の代表に就く意思はないと一部マスコミが事前に報じていたので小池知事が自ら新党を立ち上げ代表就任を宣言したことは国民にインパクト与えるに十分であった。
小池知事の記者会見に最初に反応したのは民進党の現職衆院議員の松原仁氏(比例東京)で、離党届を提出した後に【希望の党】に参加する意志を表明した。その後、【小池人気】にあやかりたい現職議員や各党の公認予定者の離党騒動が拡大している。特に民進党内には離党の嵐が吹き荒れている。民進党内で居場所を失った前代表の蓮舫氏が5~6人の議員を引き連れて民進党を離党して【希望の党】に参加するという風評が党内で拡散中だ。
朝日新聞の9月27日時点の調査によれば【希望の党】に参加する現職国会議員は12人、各党の公認内定者11人である。
現職国会議員は【自民党】福田峰之(比例南関東 ③)、【民進党】柿沢未途(東京15区 ③)、笠浩史(神奈川9区 ⑤、後藤祐一(神奈川16区 ③)、細野豪志(静岡5区 ⑥)、鈴木義弘(比例北関東 ②)、松原仁(比例東京 ⑥)、木内孝胤(比例東京 ②)、【無所属】若狭勝(東京10区 ②)、野間健8鹿児島3区 ②)、長島昭久(比例東京 ⑤)、渡辺喜美(参院比例 ① 衆院⑥)の12人。(   )内の数字は当選回数。
ところで、小池知事は都議選終了直後から衆院選に向けて【太平洋ベルト構想】を検討していたという。太平洋に面している一都二県(東京都、静岡県、愛知県)の48選挙区(東京都25選挙区、愛知県15選挙区、静岡県8選挙区)を重点選挙区として東京都の小池知事、静岡県の川勝平太知事、愛知県の大村秀章知事が連携してこの48選挙区で圧勝して自民党に大打撃を与えようという構想である。前回の衆院選で自民党は48議席のうち36議席を獲得した。この選挙区で過半数を制すれば比例区を含めれば40議席は獲得することになる。
したたかな戦略家である小池知事は【希望の党】の選挙基盤である東京都では公明党前代表の大田昭宏氏の選挙区東京12区以外の24の選挙区に候補者を擁立する予定である。
共同通信が東京都議選の結果を基に衆院選の予測をしたところ自民党の獲得議席は2議席、公明党1議席、【希望の党】が22議席という結果となった。
この予測を現実のものにするには公明党の協力が必要となる。小池知事は某マスメディアのインタビューの中で首班指名の際に公明党の山口那津男代表に投票すると述べている。公明党に揺さぶりをかけているのだ。公明党は都政と国政ではまた裂き状態になっている。都政では小池知事の与党であり、国政では自民党と連立を組んでいる。東京選挙区で公明党が自民党一辺倒になれば都政で公明党の政策に小池知事は配慮しなくなる可能性がある。東京都のいくつかの選挙区で公明党は非公式に【希望の党】を支援することになるかもしれない。   (おわり)

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