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2017年9月28日 (木)

衆院解散後民進党両院議員総会で希望の党に合流決定

9月28日に召集された第194臨時国会は、臨時国会冒頭の解散に反発した民進党と共産党議員が欠席のまま正午から開かれた衆議院本会議で議席の指定が行われたあと、菅官房長官から、紫のふくさに包まれた解散詔書が大島理森衆議院議長に伝達され、大島議長が「憲法7条により衆議院を解散する」と解散詔書を読み上げ、衆議院は解散された。
衆院解散後、午後1時半から民進党は両院議員総会を開き、その席上で前原誠司代表(京都2区)は民進党が実質的に新党【希望の党】に合流することを提案した。
【NHK NEWS WEB】は28日午後、民進党の両院議員総会について『民進党は午後1時半から党の両院議員総会を開き、党の執行部が衆議院選挙への対応について、党の候補者は擁立せず、立候補予定者は東京都の小池知事が代表を務める希望の党に公認を申請することとし、希望の党との交渉などは前原代表に一任して、全力で希望の党を支援することを提案し、事実上の合流に理解を求めました。
そして前原氏は「どんな手段を使っても安倍政権を止めなければならない。政権交代を実現して政治をゆがめる安倍政権を退場に追い込みたい」と述べました。
そのうえで前原氏は「党の現状を考えた時、どうすればもう一度政権交代を起こせるのかを考えた末の提案だ。他党に合流するということではなく、大きなプラットホームをわれわれ自身が作る。理想の社会をつくるため、名を捨てて実をとる、この決断にご理解をいただきたい」と述べました。』と報じた。
両院議員総会の結果、民進党は実質的に【希望の党】に合流することとなった。
民進党は200の小選挙区に公認候補を擁立することが決定したがこれらの公認予定候補者は【希望の党】に公認申請をすることになる。ただし、希望の党の小池百合子代表は民進党偽印の参加の条件について27日夜の某テレビ番組に出演して「基本的には憲法(改正)への対応。それは安全保障にも関わる」と 述べ、改憲と安全保障に対する姿勢を重視する】と述べている。
小池代表が言及した条件をクリアできるのは民主党内の保守派で、民主党のリベラル派(旧日本社会党の流れを汲む護憲派)は【希望の党】には参加できない。
ところで、民進党は最終的には保守派とリベラル派に分裂することになるが憲法という国の根幹を規定する法律に関して1つの党内で見解を統一できなかったことが民進党の凋落の原因であった。民進党を結成した時点で民主党保守派はリベラル派と決別すべきであったのだ。
安倍首相が大義なき解散に踏み切ったのは最小限の議席数の減少で衆院選を乗り切れるという自信があったからであろう。ところが小池知事が自ら代表を務める【希望の党】を立ち上げたために政治情勢は安倍首相が全く想定していなかった強大な保守系野党の誕生に変化した。
まさに政治の世界は【一寸先は闇】で安倍首相にとっても自民党議員にとっても最悪な衆院選に突入することになった。自民党が対応を間違えれば誰もが予期しなかった政権交代が起こる可能性すら出てきた。   (おわり)

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