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2017年8月31日 (木)

民進党代表選前原氏優位

8月中旬に実施された【NHK放送文化研究所】の月例の政治意識調査で【民進党】の政党支持率は5.7%であった。5.7%という一桁台半ばの支持率では野党第1党の支持率に値しない支持率である。有権者のうち支持政党なしと回答した人々(無党派層)は【わからない、無回答】を含めれば50.5である。つまり民進党は支持基盤の労働組合やそのOBを除いた無党派層からの支持はほぼゼロ近いということになる。これではマスコミも【民進党代表選】についてはあまり報じないのは当然であろう。
9月1日に民進党の代表選が行われる。立候補者は元外相の前原誠司氏と元官房長官の枝野幸男氏である。
代表選の鍵を握っているのは現職の国会議員の票と次期衆院選立候補内定者の票である。現在民進党の現職の国会議員は142人でその内訳は衆院議員92人(小選挙区42人、比例区50人)、参院議員50人(選挙区31人、比例19人)である。現職国会議員には2ポイントが与えられている。次期衆院選立候補内定者(127人)には1ポイントが与えられている。
8月30日の時点で前原氏支持を鮮明にしているのは、前原氏自身が率いるグループ(凌雲会)(約10人)、8月に離党した細野豪志元環境相が設立したグループ(約15人)、大畠章宏元国土交通相のグループ(約15人)、旧民社党グループ(約15人)、松野頼久元官房副長官のグループ(約10人)など保守系の議員約90人である。立候補内定者は約65人が前原氏を支持。
枝野氏支持は赤松広隆元衆院副議長が率いる左派系のグループ(約20人)と菅直人元首相のグループ(約5人)など40人である。立候補内定者は25人が枝野氏支持を表明している。
現職国会議員の票でも立候補内定者の票でも前原氏は過半数を超える票を獲得している。残りの地方議員と党員・サポーターの票は国会議員の影響を受けやすいのでこれも前原氏が優位に立っていると思われる。
今回の代表選で前原氏の優位が確定した原因は、左派系の枝野氏が代表になれば次期衆院選では民進党は共産党と共闘する道を選択することになる。次期衆院選では小池東京都知事が実質的に率いている地域政党【都民ファーストの会】の国政政党が誕生して首都圏を中心に兵庫、熊本などで候補者を擁立すことになる。
民進党の最大の支持母体【連合】は共産党との共闘には強く反対しているので【連合】が小池新党を支援する可能性が高まる。【連合】が民進党から離れれば【民進党】は消滅しかねない状況が生まれることになる。危機感を抱いた民進党保守派が前原氏の勝利のために結集したのである。   (おわち)

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