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2017年8月 9日 (水)

自民党第三派閥額賀派は石破元地方創生相と連携するのか

【安倍一強時代】の幕を引いたのは7月の都議選での自民党の歴史的な惨敗であった。惨敗の原因は複合的であるが中谷元元防衛相が指摘した【THIS IS 原因】が最も解りやすい。
【THIS IS 原因】とは都議選投票日前の安倍首相の出身派閥で自民党最大派閥の細田派(98人)所属の4人の衆議院議員の発言や行為が都議選での惨敗の原因になったという意味である。THISは4人の議員の頭文字で【T】は政策秘書への暴言と暴行で離党届を提出した豊田真由子議員。離党届を提出したが未だに自民党議員である。
【H】は加計学園との関係が深い萩生田光一官房副長官(当時)。萩生田氏は現在も加計学園が千葉県銚子市で経営している【千葉科学大学】の名誉教授である。
【I】は稲田朋美前防衛相。都議選の応援演説で自衛隊法に抵触する発言を行って自民党都議の足を引っ張った。【S】は下村博文元文科相で加計学園からの迂回献金を受け取った疑いが濃厚である。市民団体から【政治資金規正法違反】の容疑で告訴されている。
安倍首相は内閣改造によって当面の危機から脱した。支持率は30%台後半から40%台に回復した。しかし内閣不支持率が支持率を上回っているので完全に危機を脱したとは言い切れない。閣僚の問題発言やスキャンダルが発生すれば支持率はたちまち下落する危険性を秘めている。
つまり安倍首相に対する国民の信頼は著しく低下して安倍首相の退陣を望む国民が急増し、自民党内でも安倍首相退陣を求める動きが顕在化しつつある。
今回の改造人事に関して第2の派閥に躍り出た麻生派を率いる麻生太郎財務相は安倍首相に麻生派所属の衆院7回生で閣僚経験のない田中和穂氏(神奈川10区)、原田義昭氏(福岡5区)、岩屋毅氏(大分3区)の3氏を閣僚に推薦したが安倍首相は3氏を入閣させなかった。その結果、麻生氏は安倍首相に激怒しているとされる。来年の自民党総裁選で麻生派は反安倍になる可能性が出てきた。
21世紀入って自民党は6人の首相を誕生させているがそのうち5人は福田赳夫元首相が創設した派閥【清和政策研究会】(現細田派)出身である。一方、田中角栄元首相の流れを汲む【平成政策研究会】(現額賀派)は21世紀に入ってからは首相を一人も輩出していない。そのため【額賀派】は低迷し、首相候補さえ現在はいない。
【安倍一強時代】が終焉したことを受けて各派閥は活気を取り戻し総裁候補擁立を模索し始めた。第3の派閥に転落した【額賀派】は総裁候補が派内に存在しないことから以前に【額賀派】に所属していた石破茂元地方創生相を総裁候補に擁立しようとする動きが出てきたようだ。額賀派のオーナーで参院のドンとかつては呼ばれていた青木幹雄元官房長官が石破氏を高く評価していることから参院議員を中心にその動きが拡大する可能性が高まっている。外国メディアは石破氏を【田中角栄元首相の最後の高弟】と高く評価している。直近の世論調査で「ポスト安倍に相応しい政治家は誰か」という設問で石破氏は25%、安倍首相は20%、小池知事は11%、岸田文雄政調会長は9%であった。石破氏の闘う姿勢が評価されているのであろうか。   (おわり)

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