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2017年8月 2日 (水)

塩谷氏の選挙対策委員長起用は悪い冗談ではないのか

8月3日の内閣改造・党役員人事の発表を前に自民党の党役員の陣容が固まった。自民党のNO2のポジションの幹事長は自民党第5の派閥二階派(志帥会)の領袖二階俊博氏(78)が留任。政調会(政務調査会)会長には自民党第4の派閥岸田派(宏池会)の領袖の岸田文雄外務大臣、自民党の最高の議決機関である【総務会】の会長には故竹下登元首相の異母弟の竹下亘(わたる)国会対策委員長(額賀派 当選6回)が就任する。
【国会対策委員長】には元農水相の森山裕氏 (石原派 当選5回)、【選挙対策委員長】は塩谷(しおのや)立(りゅう元文科省(細田派 当選8回)が起用される。
党運営の要の幹事長は中選挙区制時代は【公認権】と【党資金の配分権】を掌握していたために自らの権力基盤を強化・拡大できる地位で総理・総裁を目指す派閥のトップの専用ポストと思われていた。小選挙区制が導入されて以降は派閥の領袖でなくて手に入るポストになった。安倍晋三首相、その後任の武部勤氏、石破茂前地方創生相などが派閥の領袖を経験することなく幹事長に就任している。
留任する二階幹事長は二階派の議員獲得に熱心のあまり公平性に欠いていると幹事長としての評価は決して高くはない。二階派所属の魔の2回生のうち門博文氏と中川郁子氏が【路チュー事件】を起こしてマスコミの話題になり、妻の妊娠中に不倫をした宮崎謙介氏は議員辞職をしている。
自民党の最近の低迷に対して有効な手立てを打たなかった二階氏の責任は重いし、さらに78歳という高齢のためにまだらボケの症状が現れ、適切な指示が出せないとも言われている。
【総務会長】に就任する竹下氏は異母兄竹下登元首相の七光りで当選回数が6回にもかかわらずこれまで2回の閣僚を経験している。喧々諤々の議論から意見を集約させなければならない総務会長の重責を果たせるのか竹下氏の力量は未知数である。【政調会長】に就任する岸田外相は重要ポストという触れ込みであるが当選3回で先ごろ辞任した稲田朋美防衛相が就任しているので岸田氏にとっては格落ちのポストを引き受けることになる。
注目されるのが【選挙対策委員長】に就任する塩谷氏である。安倍首相の出身派閥の細田派(清和会)所属の当選8回のベテラン議員である。二世議員で、父親の地盤(静岡8区)を引き継いで政界入りしたが選挙には決して強くない。中選挙区時代に1度落選し、小選挙区制になっても2回敗れたが1回は比例復活当選である。細田派のベテラン議員は人材が払底しているのでやむなく塩谷氏にお鉢が回ってきたという感じである。
8回出馬して3回負けた議員が【選挙対策委員長】とはブラックユーモアに近いのではなかろうか。次の衆議院選挙で自民党は過半数を確保できるのか心配になってきた。   (おわり)

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