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2017年7月28日 (金)

史上最低の防衛大臣稲田朋美氏事実上の更迭

省や府のトップである大臣に求められる資質は【調整力】であって特定の思想を弘法する能力ではない。部下である防衛省の【制服組】(自衛隊)や【背広組】(防衛官僚)幹部から【調整力の欠如】や【自衛隊法】に関する知識不足を指摘されてきた稲田朋美防衛相が辞任に追い込まれた。
自民党の中谷元前防衛相から都議選の大惨敗に関して【THIS IS 敗因】と指摘された【THIS】に含まれる【I】に該当する張本人が稲田氏である。【THIS IS 敗因】と都議選惨敗の原因を作った国会議員という意味だ。
稲田氏は都議選の終盤に差し掛かった6月27日の夜、自衛隊練馬駐屯地近くで行われた板橋区自民党候補の応援集会の演説の中で「ぜひ当選、お願いしたい。防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と支持を呼び掛けた。自衛隊を政治利用を禁止する【自衛隊法】の61条に抵触する可能性がある発言で、行政の中立性を逸脱したと受け取られる可能性がある。稲田氏の応援演説の内容を知らされた防衛省幹部は【こんな初歩的なことまで教えなければならないのか」と稲田氏の勉強不足に愕然としていた。
稲田防衛相は同日夜、発言を撤回したが「誤解を与える発言」と述べるだけで謝罪はしていない。稲田氏の特徴は自らの非は決して認めないことである。特定の思想や信念に執着する人物は他人の思想や信念を評価しないし、自らだけが正しいと信じる傾向に陥っている。
稲田氏の前身は弁護士で極右の論客という評価が定着している。右翼の強硬な論客という特徴に自民党幹事長代理時代の安倍首相が注目し、2005年の郵政選挙(第44回衆院選)に安倍幹事長代理が稲田氏を福井1区から出馬させた。
稲田氏が応援演説した自民党候補は【THIS】のSに該当する下村博文自民党幹事長代行兼自民党都連会長の元秘書で現職都議であったが稲田氏の発言が原因で落選している。
稲田防衛相はこれまで国連のPKO(平和維持活動)に参加した自衛隊の活動記録である【日報】が陸上自衛隊にも保管されていた事実を非公表とする方針について「報告を受けたことはない」と説明してきたが複数の防衛省関係者が「岡部陸上幕僚長が稲田防衛相に報告した」と話していて主張が食い違っている。
この食い違いを稲田防衛相は納得いく説明をマスコミや国民にできなかった。さらに追い打ちをかけるように稲田氏に説明をしたとするメモがの存在が発覚した。稲田氏は例によって【報告を受けた記憶がない】という発言を繰り返すのみで国民の疑念を晴らすことにはなならない。
稲田氏が防衛大臣の座に座り続けるならば7月29~30日の日経新聞;東京テレビの世論調査で内閣支持率が30%を割り込むという危機感が政権内部に広がり、内閣改造前の稲田防衛相の更迭を決断したのであろう。将来を嘱望されていた稲田氏は政治家として大成する道を断たれたことになるであろう。   (おわり)

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