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2017年7月27日 (木)

衆議院鞍替えのため蓮舫氏民進党代表辞任

昨年9月に野党第1党の民進党代表に就任した蓮舫氏が7月27日午後、記者会見を開き「党の代表をひく決断をした。どうすれば遠心力を求心力に変えられるのか考えた結果、いったんひいて、より強い民進党を新たな執行部に率いてもらうのが最善の策だと判断した」と語り、電撃的に代表を辞任する考えを表明した。
民進党は2009年に政権の座に就いたが政権運営に失敗して2012年の衆院選で惨敗して下野した【民主党】のレッテルを張り替えた政党である。それ故民進党には清新さはないのである。自民党に失望した国民は民主党に過大な期待を寄せて民主党政権を2009年に誕生させたが期待は失望に変わり、わずか3年間の政権運営で民主党は下野することになった。国民の民主党への失望感は4年半を経過しても消えることはない。
民主党は党勢回復のために昨年3月に旧日本維新の会やみんなの党の議員を吸収する形で名称を【民進党】と変更して再出発を図った。民主党政権を支えた議員たちが表面に立つことを国民は歓迎せず、民進党第2代の代表を選出する選挙では政治家としての能力は疑問符が付く蓮舫氏を【発信力がある】という理由で党代表に選んた。
だが蓮舫氏に2重国籍問題が起こると説明責任を果たすことなく、代表の座に居座り続けた。蓮舫氏に対する不信感は党の内外で広がり、その象徴として民進党公認の都議選候補者が大量離党して【都民ファーストの会】に駆け込んでいる。その結果として民進党は自民党の歴史的な惨敗の陰に隠れてはいるが自民党以上のダメージを受けたことになる。蓮舫氏の代表辞任も都議選惨敗が遠因である。
筆者は民主党が2012年の衆院選(第46回衆院選)で大敗を喫して下野した時点で【民主党の歴史的使命は終わった」と感じたが民主党が獲得する比例票の恩恵を受けるために国会議員を目指す民主党員は【選挙互助会政党】の民主党の存続を望んだのである。
最近の目に余る政治の劣化の根源は衆議院の選挙制度【小選挙区比例代表並立制】にあると筆者は考えている。小線区で落選した候補者が【惜敗率】などという言葉を勝手に作り出して比例区で当選するという自分たちに都合のいい制度に【小選挙区比例代表並立制】を作り変えてしっまったのだ。
衆議院の選挙制度を【小選挙区制】に一本化することが【魔の2回生】と呼ばれている自民党の質の悪い新人議員(当然優秀な議員も存在するが)の大量発生を阻止することになる。
アメリカやイギリスの下院議員は【小選挙区制度】で選出される。当選回数を重ねるには政策立案能力と政策を選挙民に理路整然と説明できる弁舌の冴えを身に着ける必要がある。そのためには日常の鍛錬が要求される。鍛錬を持続していけば自ら政治家としての資質を磨くことになる。
ところで電撃的な辞任を発表した蓮舫氏の本音は次期衆院選で立候補するための準備期間が欲しいということであろう。二階俊博自民党幹事長が発信しているように衆院選は近いのだ。   (おわり)


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