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2017年6月30日 (金)

2017年都議選中盤戦予測(市町村)2

【北多摩第1選挙区】(3人区)東村山市、東大和市、武蔵村山市で構成される選挙区。前回の選挙では公明党の現職谷村孝彦氏が2万998票、自民党の現職北久保眞道(まさみち)氏が2万5967票、共産党現職の岡崎あや子氏が1万8403票を獲得して当選した。今回はこれら現職3人と【都民ファーストの会】の新人関野杜成(たかなり)氏と民進党の新人鈴木龍雄氏が選挙戦に名乗りを上げた。
公明党と共産党は独自の組織票を保有していることから票の目減りは少ない。都議会では野党になる自民党の北久保氏が票を減らす可能性が一番高い。【都民ファーストの会】の関野氏は同会の前代表野田数氏が前回の選挙で獲得した1万3678票を受け継ぐことになる。各種世論調査によれば前回自民党の候補者に投票した有権者の20~25%が今回は【都民ファーストの会】の候補者に投じると回答している。20%が関野氏に投じられたとすれば北久保氏の票は2万票である。
23区のうち、【練馬区】、【板橋区】、【足立区】、【台東区】の6月24~28日の5日間の期日前投票者数は前回選挙に比較して各区とも40%を超える伸びを示している。浮動票の受け皿は【都民ファーストの会】を筆頭に都議会与党になる公明党、小池都政に是々非々の立場を貫く共産党に流れる。今回は自民党都連関係者が懸念しているように【都民ファースト】、公明党、共産党で議席を分け合うことになりそうだ。
【北多摩第2選挙区】(2人区)国立市と国分寺市で構成される選挙区。前回の選挙では自民党の高椙(たかすぎ)健一氏が2万7868票、生活者ネットの山内玲子氏が1万936票、民進党の興津(おきつ)秀憲(ひでのり)氏が1万3611票を獲得して当選した。今回はこの現職3人に【都民ファーストの会】の新人岡本光樹(みつき)氏が挑む。
都民ファーストの会】と選挙協力をしている公明党は国立市では4400票、国分寺市では6500票の組織票を保有している。公明党の1万900票が高椙氏から岡本氏に今回は移動する。さらに残りの約1万8000票の20%の3600票が岡本氏に移動する。その結果、高椙氏の票は1万3400票程度に激減する。山内氏は都民ファーストの推薦を受け、共産党の支持を受けている。票を3万票前後まで伸ばし当選する可能性が高い。この選挙区はリベラル支持層が多く、今回は都民ファーストがその受け皿になるので自民党が議席を失う可能性が極めて高い。
その他注目される選挙区は【府中市】と【小金井市】である。【府中市】(2人区)は前回自民党の鈴木錦治(きんじ)氏が35209票で圧勝した。民主党(現民進党)の小山有彦(くにひこ)氏も22798票で当選している。今回は現職2人に【都民ファーストン会】の新人藤井晃氏と共産党の新人がチャレンジする。小山氏は告示2日前に民進党を離党して都民ファーストの会に入党した。
公明党は府中市に13000票の組織票がある。この票は藤井氏に流れる。これだけで鈴木氏には痛手である。6000票の組織票を持つ生活者ネットワークは小山氏に投票することになる。浮動票の大半は藤井氏に流れるので都民ファーストの会は2議席独占の可能性が出てきた。
【小金井市】(1人区)前回の選挙で自民党公認で議席を得た木村基成氏は自民党を離党して都民ファーストの会に参加して世田谷区から立候補することになった。自民党は公募で広瀬真木氏という女性候補を公認したが広瀬氏は準備不足で都民ファーストの会の新人辻野栄作には勝てる要素が少ない。   (おわり)

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