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2017年6月28日 (水)

2017年都議選中盤戦予測1-5(23区)

6人区の練馬選挙区の一部地域は小池都知事の衆院議員時代の選挙区東京10区に含まれていた。それだけに都知事に転出した現在でも小池知事の影響力は残っている。というより知事として公共工事を発注したり、補助金を給付する立場になったために衆院議員当時より影響力が強まっているというべきなのであろう。
【都民ファーストの会】は都知事選の7人の侍に含まれていた2人の練馬区議を練馬選挙区に擁立した。小池知事の衆院議員時代の秘書の尾島紘平と村松一希氏である。【練馬区】の前回都議会選挙の投票率は都の平均より1.78%高い45.80%で25万4456人が投票した。今回の投票率を55%と仮定すれば投票総数は33万2200票となる。
前回の当選ラインは2万3400票であったが今回は3万票に上昇すると思われる。自民党からは前回3人が出馬して全員が議席を得たが今回は1人が引退したので2人が出馬している。自民党の柴崎幹男氏は前回3万5722票、山加朱美氏(63歳)は3万2070票を獲得したが柴崎氏も山加氏も票を大幅に減らす可能性が高い。小池支持票が柴崎氏と山加氏から引き剥がされるからだ。特に知事選で小池知事を支援すると見られていた山加氏は小池支持で動かなかったので今回の選挙で仕返しを受けることになる。
当選ラインに到達しているのは公明党の現職小林健二氏と都民ファーストの会の2人、共産党の新人戸谷英津子氏、残りの2議席を自民2人、民進党の現職の浅野勝彦氏と新人の藤井智教氏、【生活者ネットワーク】の菊地靖枝氏の5人で争う。最終的には柴崎幹男氏と都民ファーストの会の支援を受けて菊地氏が議席を得るかもしれない。
【足立区】都議会2代目のドンの称号を持つ高島直樹氏が立候補している選挙区で、自民党の基盤が23区中最も鞏固と言われている。前回選挙では高島氏は5万5761票を獲得し、2位の共産党候補に1万8000票の大差をつけ圧勝した。
自民党は高島氏と前回3万6320票を得た発地(ほっち)易隆(やすたか)氏を擁立した。共産党と公明党も足立区では強力な組織を維持しているので共産党1、公明党2の議席確保は前回と同じであろう。
台風の目となったのが【都民ファーストの会】の馬場信行氏と後藤奈美氏である。馬場氏は2003年に足立区議選に出馬し、4427票を獲得して、上位当選をし、選挙のたびに票数を伸ばし、4選された15年には5064票であった。選挙のたびごとに票を増やすのは至難の業で馬場氏の日常の政治活動が区民に高く評価された結果であろう。
後藤氏も努力家で大学は昨年死去した元総務相の鳩山邦夫氏の実家鳩山家が経営する共立女子大出身で、大手生保に就職し、2年目には2万人の営業社員の中で2位の成績を収めている。その後、介護のプロジェクト事業部門に配転を申し出たという。小池知事誕生に触発され、政治の道を志し、小池知事の政治塾【希望の塾】に入塾、入塾後に妊娠に気付いたという。政治に賭ける【ひたむきさ】が評価され、【都民ファースト】の2人も当選圏内に入った。残る一議席を自民党の発地氏と民進党の女性候補銀川ゆい子氏が争っている。最終的には自民党の発地氏が議席を得る公算が大である。 (つづく)

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