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2017年6月27日 (火)

2017年東京都議選の中盤戦予測1-4(23区)

都議選が始まった翌日の6月24~25日の世論調査で投票先を決定していない有権者は57,2%である。投票先を決めた有権者は43.8%で,そのうち27..6%が【都民ファーストの会】、【自民党】は26..9%で拮抗しているようであるが【自民党】は危機感を強めて党組織(補助金を給付している業界や団体)を締め付けて都議選に臨んでいる。その効果が表れて5月中旬までは投票先は自民党17%に対して【都民ファーストの会】11%とリードしていたが加計学園の獣医学部新設認可の文科省の内部文書の存在が露見して潮目が変わった。
自民党は今回浮動票は望み薄なので投票率が前回(東京都平均で43..50%)を大きく上回れば自民党が惨敗するリスクが高まる。約80%の東京都民が都議選に興味があると回答しているので今回の投票率は50%台半ばに達すると予測される。
【5人区】は板橋区と江戸川区である。【江戸川区】は前回選挙では投票率が都平均より1.24%低い42..26%。投票率が55%に上がれば投票総数は6万票増えて27万7500票で、当選ラインは前回よりも1万5000票程度上がることになる。
当選圏に入っているのは公明党現職の上野和彦氏(前回得票45490票)、自民党現職の宇田川聡史氏(44956票)、それに浮動票を見込める【都民ファーストの会】現職の上田令子氏。残りの2議席を民主党元職で【都民ファーストの会】に鞍替えした田之上郁子氏(23947票)、自民党現職の田島和明氏(36249票)、共産党現職の河野百合恵氏(25783票)の3氏で争う。田島氏は都民ファーストの2人の候補者に女性票を奪われ、浮動票を見込めないので不利である。
【板橋区】自民党東京都連会長下村博文氏の選挙区で自民党の現職都議の松田康将(やすまさ)氏と河野雄紀(ゆうき)氏は下村氏の秘書出身である。【都民ファーストの会】は同じく下村氏の秘書で知名度の高いサッカーfファンなら知っているイタリアの1部リーグセリエAの【インテルミラノ】所属の長友佑都選手の義弟平慶翔(けいしょう)氏(29)と木下富美子氏を擁立した。女性議員ゼロの板橋選挙区に敢えて女性候補を出馬させたのだ。民進党は現職の宮瀬英治(40)と元職の熊木美奈子氏を立候補させた。公明は現職の前回トップ当選の橘正剛氏を擁立、共産党は徳留道信氏を出馬させた。現職で当選圏に入っているのは橘氏のみであろう。
投票率が43.80%から55%程度まで上昇するために当選ラインが前回の20000票から32000票前後まで上がるからだ。自民党の2人の候補者は平氏の出馬によって自民党票の3割は失いかねないので当落線上にある。共産党の候補者も4000票程度の上乗せが必要になる。【都民ファースト】の2候補が当選し、残りの2議席を自民の2候補と民進党の2候補それに共産党で競う。最終的には自民と共産が1議席を確保する可能性が高い。
【6人区】は杉並区、練馬区、足立区の3選挙区である。【杉並区】は女性の有権者が2万3000人ほど多く、女性の投票率が高いことから現職都議は女性が半分の3人である。今回の有力候補9人の半数を超える5人が女性である。投票率が上がるので当選の最低ラインが前回の18000票から29000票程度に上昇する。前回の得票数から割り出せば自民党の早坂義弘氏と小宮安里が最低ラインをクリアしているが【都民ファーストの会】が女性の茜ケ久保(あかねがくぼ)嘉代子氏と東京医科大学教授の鳥居宏右(こうすけ)氏を擁立した。自民党の2候補は3割程度の票の目減りを覚悟しなければならない。【都民ファーストの会】の2候補が大量得票し、当選の最低ラインが下がれば共産と公明の候補者が当選し、自民党が1議席を確保。残る一議席は現時点では混沌としていて予測不能である。   (つづく)

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