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2017年4月17日 (月)

韓国大統領選挙公式運動期間に突入、 事実上2人の争い

韓国大統領選挙が4月17日から3週間の公式な選挙運動期間に突入した。韓国5大政党はそれぞれ候補者を1人擁立しており、5人の候補者で争われるが革新系最大野党の【共に民主党】の文在寅(ムン・ジェイン)候補者(64)と中道系野党【国民の党】の安哲秀(アン・チェルス)候補者(55)の事実上2人の争いなる。
韓国では、朴槿恵(パク・クネ)前大統領が【チェ・スンシル・ゲート】と呼ばれる一連の事件で罷免されたことを受け、今年の12月に任期満了で実施される予定であった選挙戦から6カ月前倒しされて5月9日に投票が行われる大統領選挙が、17日から公式の運動期間に入った。
選挙の最大の争点は極東アジアに地政学的危機をもたらしている北朝鮮を巡る安全保障政策である。
有力候補syの一人革新系の最大政党「共に民主党」の前代表、ムン・ジェイン候補は、パク前大統領の出身地、南部のテグ(大邱)で最初の演説を行った。この演説の中で文氏は、「本物の安全保障と偽りの安全保障の対決だ。北との衝突が起きたのはすべて保守政権で、私なら国民の安全を守ることができる」と訴えた。
それに対して、中道系の野党「国民の党」の元共同代表、アン・チョルス候補は、ソウル中心部で演説したあと、記者団に対し、「アメリカと意思疎通を図りながら、韓国の安全保障問題を最優先で解決していく」と述べ、米韓同盟に基づいて北朝鮮の核・ミサイル問題に率先して対応する姿勢を強調した。
現時点の選挙情勢は、最新の世論調査によりますと、5つの政党の公認候補の支持率は、ムン候補が40%、アン候補が37%、それに、旧与党の保守系政党「自由韓国党」のホン・ジュンピョ(洪準杓)候補が7%となっていて、当初、独走状態だったムン氏を、アン氏が急速に追い上げており、事実上2人の争いになる情勢である。。
およそ3週間にわたる選挙戦では、【無党派層】とともに、パク前大統領の支持基盤だった【保守層】をいかに取り込むのかも、勝敗を左右することになる。。
ところで、極東アジアの安定のためには【日米韓の安全保障上の連携が最重要課題となる。大統領選で親北朝鮮の発言を繰り返す文候補者が当選することは日米両政府にとっては歓迎すべからざる事態である。日米両政府にとっては安候補者の勝利が望ましい。
選挙戦で注目されるのは【保守層の票】の受け皿には誰がなりえるかであるが、急進的な革新候補者である文氏が保守層の票の受け皿になる可能性は極めて低い。安氏が保守層の票の取り込みに成功すれば安氏が当選する可能性が高くなる。   (おわり)

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