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2017年4月23日 (日)

中国・韓国人の日本への信頼度の低さは本音なのか

公益財団法人【新聞通信調査会】(理事長 長谷川和明)は、新聞通信事業に関する調査研究や資料収集などを実施している。その事業の一環として2016 年 1 月に2回目の「諸外国における対日メディア世論調査」を行った。
調査は、アメリカ・イギリス・フランス・中国・韓国・タイの6カ国において、各国約 1,000 人の回答を得たが、アメリカ・イギリス・フランス・韓国は電話調査、中国・タイは面接調査で行った。
新聞の情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は100点、全く信頼していない場合は0点、普通の場合は50点として採点してもらった結果、新聞の情報信頼度はタイが 67.2 点で最高。中国 65.2 点、韓国 56.2 点、アメリカ 55.7 点、フランス 51.7 点、イギリス 51.2 点。
2015年 9 月に新聞通信調査会が実施した日本の「メディアに関する全国世論調査」では、新聞の情報信頼度は 69.4点であった。この2種の世論調査結果から判断すると日本人の人の好さが際立つ。別の見地から判断すれば日本の新聞が比較的中立性を保っているという見方もできる。
その理由は日本を代表する新聞である、【読売新聞】や【朝日新聞】の発行部数は500万部以上で不特定多数の購読者が存在する。そのため極端に特定の政党や思想の支持を打ち出せない。ところが世界の新聞の頂点に立つと言われている米国の【ニューヨーク・タイムズ】でさえ発行部数は100万部に満たず、大半の記者は民主党党員であり、民主党支持を鮮明にしている。つまり新聞の公平性などは日本ほど重視されていない。
ところで、【新聞通信調査会】は2017年1月に3回目の【対日メディア世論調査】を実施した。調査対象国は前回と同じ6カ国の各国約1000人の一般国民である。「日本を信頼できる国だと思いますか」とたずねたところ「とても信頼できる」「やや信頼できる」と答えた人の割合はタイが89.0%、フランスが80.4%、アメリカが76.7%、英国が65.4%、中国が16.9%,韓国が13.8%であった。
日中・日韓関係の悪化している現状を考慮すれば納得できる数字である。多くの日本人も中国や韓国を信頼できるとは考えてはいないに相違ないであろう。韓半島の政情不安が日本に安全保障上深刻な影響を及ぼすことがなければ韓国や中国との国交を断絶してもいいと考えている国民が過半数を超えていると思われる。
ところがここにどう理解すべきか頭を抱える数字がある。それは2017年1~3月の訪日韓国人旅行者数の急増である。1月の訪日韓国人旅行者数は前年同月比21.5%の62万5412人、2月は前年同月比22.2%増の60万人、3月が前年同月比30.6%増の48万84人となっている。
中国人の訪日旅行者も増えている、1月は春節休暇があったとはいえ前年同月比32.7%増の630,00070人である。
日本を信頼できない国と言いながら韓国人も中国人も日本を訪れる旅行者が増えているのだ。言葉とは裏腹に日本への興味は尽きないのである。
【日本を信頼できる国】などと発言すれば村八分になりかねないために本音を表明できない韓国人や中国人が多いのかもしれない。日本人の本音としては韓国人や中国人に信頼してもらおうとは思わないが。   (おわり)


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