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2017年1月25日 (水)

東京都の29年度予算案公表される

小池百合子東京都知事が初めて編成した東京都の29年度予算案が1月25日に公表された。
【予算の編成方針】は「【セーフ シティ】【ダイバーシティ】【スマート シテ】の3つのシティの実現に向けて、東京が抱える課題の解決とより⼀層の成⻑創出のための施策展開を⼒強く進めること」である。
3つの【シティ】に関する予算の概略は以下の通りである。
●誰もがいきいきと活躍できる都市ー【ダイバーシティ】の実現
 ⼦供を安⼼して産み育てられる環境の整備  1630億円(+417億円)
待機児童解消に向けた取組、⼦育て環境の充実  など
 誰もが優しさを感じられるまちづくり 168億円(+86億円)
トイレの洋式化の推進、動物の殺処分ゼロに向けた取組  など
 誰もがいきいきと活躍できる社会の実現 181億円(+7億円)
ライフ・ワーク・バランスの充実、女性の活躍推進 など
●⽇本の成⻑をけん引し世界の中で輝き続ける都市 ―【スマート シティ】の実現
□国際金融・経済都市の実現  3684億円(+34億円)
起業・創業の促進、成長産業の育成・強化 など
□世界に開かれた国際・観光都市の実現  320億円(+34億円)
外国人旅行者の誘致、多彩な観光資源の開発・発信 など
□スマート・エネルギー都市の実現  177億円(+55億円)
LED照明導入の促進、家庭における省エネルギー対策の推進 など
●安全・安心でにぎわいにあふれる都市ー【セーフシティ】の実現
□地震が起こっても倒れない・燃えないまちづくり  1461億円(-116億円)
無電柱化の推進・建築物の耐震化の推進 など
□災害のため強化  111億円(+16億円)
地域防災力の向上支援、特別区消防団の整備・運営 など
□まちの安全・安心の確保  78億円(+36億円)
テロ、サイバーセキュリティ対策、地域における見守り活動支援 など
小池都知事は選挙公約実現のために【メリ・ハリ】のついた予算を編成したと記者会見で語っている。待機児童ゼロに向けて保育園の保育士確保のために保育士の給与を上げるために月額21000円を積み増すなど待機児童対策費用を昨年より403億円増やして1381億円とした。
国も月額30000円の補助をするので保育士の給与は月額32万3321円に上昇し、幼稚園の教諭とほぼ同じ給与水準となる。財政力ある東京都だからこそできるのである。周辺の埼玉、千葉、神奈川と格差ができ保育士が東京都に手中すという事態が起きかねない。
政治歴24年というキャリアを持つ小池都知事だからこそ初体験とはいえできた予算編成である。最大の自民党会派も予算案の成立に反対はしにくい状況である。   (おわり)


 

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