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2016年7月 6日 (水)

参院選の予測(2)複数区

参院選の【選挙区】には1人だけの議員を選出する【1人区】と2人以上の議員を選出する【複数区】がある。【複数区】は13あるが、4つの【2人区】と5つの【三人区】、3つの【4人区】それに東京都の【6人区】だ。
【2人区】は【茨城】、【静岡】、【京都】そして【広島】。【2人区】は自民党と民進党の前身の【民主党】とで議席を分け合ってきた。今回もその構図に変わりはなく、【茨城】では自民党の現職岡田広氏と民進党現職で、元農林水産大臣の郡司彰氏の優位は動かない。【静岡】は自民党現職の岩井茂樹氏と民進党新人の平山佐知子氏の当選は間違いないであろう。【京都】も自民党現職の二之湯智(さとし)氏と民進党現職の福山哲郎氏で決定、【広島】も自民党現職の元経済産業大臣の宮沢洋一氏と民進党現職で元法務大臣の柳田稔氏のコンビになる確率が高い。いわば【2人区】は参院選の【無風区】である。
【3人区】は【北海道】、【埼玉】、【千葉】、【兵庫】、【福岡】。【北海道】は民主党王国であった。【民進党】は1議席でも多く議席を増やしたいので今回は元衆院議員で引退を表明していた元経済産業大臣の鉢呂(はちろ)吉雄氏を岡田代表が自ら口説いて参院選に担ぎ出し、現職の徳永エリ氏と2人を擁立した。自民党も現職の長谷川岳氏と新人の北海道議の柿木氏の2人を立候補させている。自民党現職の長谷川氏は大量得票で1位の座は揺るぎそうにない。民進党の鉢呂氏と徳永氏がこれに続き、自民党の柿木氏が2人を追う展開である。北海道の地域政党【大地】の票を柿木氏がどれだけ取り込めるかが勝敗の分かれ目である。柿木氏の当選はかなり厳しい。
【埼玉】は自民党現職関口昌一(まさかず)氏と民進党現職大野元裕(もとひろ)氏、公明党の現職西田実仁(まこと)氏の優位は覆(くつがえ)らない。
【千葉】は自民党現職の猪口邦子氏が早々と当選を確実にし、自民党新人元榮太一郎氏と共産党新人浅野史子氏がこれに続いている。民進党現職の小西洋之氏は民進党現職の水野賢一氏と民進党支持票を奪い合い、革新票を浅野氏と取り合いを演じているので最悪の場合民進党現職2人の共倒れの可能性が浮上している。
【兵庫】は自民党現職末松信介氏が独走し、末松氏を追う公明党の新人伊藤孝江氏と【おおさか維新の会】の新人片山大介氏が逃げ切りそうである。民進党現職の水岡俊一氏が弾き出されそうな状況にある。
【福岡】は自民党、民進党、公明党で議席を分け合うことになる。【3人区】では民進党が最悪の場合現職の3議席を失うことになりそうだ。
【4人区】は【神奈川】、【愛知】と【大阪】。【神奈川】は比例区から選挙区に回った自民党現職の三原じゅん子氏が他の候補者を引き離している。その後を共産党新人浅賀由佳氏と公明党の新人三浦信祐氏が横一線で追いかけている。さらに小差で無所属の現職中西健治氏が続いている。民進党の現職金子洋一氏と真山勇一氏が票の奪い合いを展開し、この選挙区でも共倒れの危険性が高まってきた。
【愛知】では民主党王国の名にかけて現職と新人の2人を擁立したが自民党現職藤川政人氏と民進党現職の斉藤義隆氏の当選は動かない。残る2議席を共産党の新人須山初美氏、公明党新人里美隆治氏、民進党新人伊藤孝恵氏で争っているが最数的には4党で議席を分け合うことになりそうである。
【大阪】自民党新人松川るい氏が大きくリードしている。【おおさか維新の会】の本拠地であるので【おおさか維新の会】新人浅田均氏と高木佳保里氏がそれに続き、公明党現職石川博崇氏が追っている。民進党の現職尾立源幸氏は共産党の新人の渡部結氏と革新票を奪い合い落選の危機に瀕している。
6人区の【東京】は民進党現職の蓮ホウ氏の1位当選は動かない情勢だ。自民党現職の中川雅治氏がこれに続き、共産党の新人山添拓氏がこれに続き、公明党現職の竹谷とし子氏と自民党新人の朝日健太郎氏が横一線で山添氏を追っている。最後の一議席を【おおさか維新の会】新人田中康夫氏と民進党現職小川俊夫氏が争っているが小川氏が不利な状況である。
【複数区】では民進党は北海道で新たに一議席を獲得するが、千葉で2議席、神奈川で2議席、東京で1議席、大阪sw1議席、兵庫でも1議席合計7議席失う可能性がある。   (おわり)

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