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2016年2月 2日 (火)

大統領予備選の緒戦、ヒラリー・クリントン氏薄氷を踏む思いの勝利

11月に実施されるアメリカ大統領選挙の候補者を決める党員大会が2月1日(日本時間2日)アメリカ中西部の州【アイオワ州】で行われ、与党民主党は前評判が高いアメリカ初の女性大統領を目指すヒラリー・クリントン元国務長官(66)が党員の49.9%の票を獲得して、49.6%の票を獲得した社会民主主義者を公言して憚(はばか)らないバーニー・サンダース上院議員にまさに僅差で勝った。1月26日に実施された世論調査ではサンダース氏が支持率では47%対46%で上回っていた。しかし、9日行われるニューハンプシャー州の予備選では隣のバーモント州が地元のサンダース氏が事前の世論調査ではリードしていてクリントン氏の苦戦が予想される。
一方、野党共和党の党員大会では暴言を連発しているが人気の高いトランプ氏が24.3%の票を獲得したが、保守強硬派のテッド・クルーズ氏が27.7%を獲得してトランプ氏に勝利した。
【NHK NEWS WEB】は2日夕刻、『アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの幕開けとなるアイオワ州の党員集会で、共和党はクルーズ上院議員が勝利し、トランプ氏はこのところの勢いを結果につなげることができませんでした。一方、民主党はクリントン前国務長官が勝利しましたが、サンダース上院議員との差は僅かで、強さを見せられませんでした。
ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの幕開けとなるアイオワ州の党員集会が、1日、行われました。このうち政権奪還を目指す野党・共和党は、集計率が99%で、▽保守強硬派のクルーズ上院議員が27.7%、▽過激な発言を繰り返す不動産王のトランプ氏が24.3%、▽若手のホープとされるルビオ上院議員が23.1%で、クルーズ氏が勝利しました。
クルーズ氏は共和党内の主流派や穏健派に反発する人たちを中心に支持を集め、好スタートを切りました。これに対し、トランプ氏は「必ず党の指名を獲得してみせる」と述べ、巻き返しを図る考えを強調しました。来週、予備選挙が行われる東部ニューハンプシャー州での世論調査ではトランプ氏がリードしていますが、アイオワ州ではこのところの勢いを結果につなげることができませんでした。
一方、民主党は大接戦となり、集計率が99%で、女性初の大統領を目指すクリントン前国務長官が49.9%、「民主社会主義者」を名乗り格差の是正を前面に掲げるサンダース上院議員が49.6%となっています。』と報じている。
多くの専門家は一般庶民の人気の高いトランプ氏が共和党の候補者となる確率は低いと見ているが計算されつくされた暴言を吐くトランプ氏の人気が高いことが現在のアメリカが抱える病巣なのであろう。
アメリカは08年に起こったリーマンショックを契機に中間層が激減し、世界一所得格差が広がったとされる。リーマンショック後のアメリカ経済を牽引してきた【シェールガス革命】も中国経済の減速による天然ガスの需要の減少と生産過剰により原油・天然ガス価格の急落に見舞われ、勢いを失ってきた。アメリカの中間層は先行きの見えない現状に不安を覚え、自信を喪っているのだ。そんな心理状態のアメリカ人にとってトランプ氏の自信に満ちた強気の発言は一服の清涼剤なのであろう。
我々日本人にとって日本を馬鹿にしたような発言は看過できないし、最も大統領になって欲しくない人物であろう。
日本嫌いなクリントン氏にも大統領にはなって欲しくはないがどのような結果になるのであろうか。   (おわり)

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