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2016年1月21日 (木)

野党は週刊誌報道だけで甘利TPP担当相を辞任に追い込めるか

1月21日発売の【週刊文春】1月28日号の記事によれば、千葉県白井(しろい)市の建設会社が同社に隣接する土地が【独立行政法人都市再生機構(UR)】が造成中の【千葉ニュータウン】の道路の一部になることからその補償を巡る交渉を安倍内閣の現TPP担当相の甘利明事務所に依頼し、その解決の見返りとして酒食接待を含め1200万円を支払っていた。手渡された現金は総額600万円であるがその一部が甘利大臣の【政治資金収支報告書】に記載されていないために【政治資金規正法」違反の疑惑が持ち上がったのである。
1月4日に召集された通常国会で政府与党を追及する決め手を探しあぐねていた野党は絶好の追求の材料が転がり込んできたとばかりに色めき立っている。21日午前中に開かれた【参議院決算委員会】で民主党の安井美沙子議員(参院愛知選挙区)は早速この問題を取り上げた。安井議員の質問に対して甘利TPP担当相は「「その会社の社長ご一行が大臣室を表敬訪問されたことは事実です。記憶が曖昧なところもありますから、第三者も入れてきちんと調査します」と答えている。後日の甘利氏の説明次第によっては責任問題に発展する可能性がある。
【毎日新聞電子版】は21日午前金銭jの授受に関して文春の記事を基に『週刊文春が報じた甘利明経済再生担当相の口利き疑惑にからみ、都市再生機構(UR)との係争解決を依頼した見返りに現金を渡したとされる千葉県白井市の建設会社側から甘利氏側への献金額は、政治資金収支報告上で確認できる分では2013年と14年の2年間で計394万円にとどまっている。現金供与や接待は少なくとも1200万円とされ、収支報告と食い違えば政治資金規正法に触れる可能性がある。甘利氏の説明が注目される。
総務省や神奈川県選管に出された甘利氏関係の収支報告書によると、甘利氏が代表の「自民党神奈川県第13選挙区支部」に建設会社名義で計276万円の寄付の記載があった。また、甘利氏系列の神奈川県議が代表の「自民党神奈川県大和市第2支部」に会社名義で100万円、甘利氏の資金管理団体「甘山(かんざん)会」には同社の総務担当者名義で18万円が献金されていた。
同誌によると建設会社の総務担当者は13年8月20日、URとの係争の一つが解決した謝礼として500万円を甘利氏の秘書に供与。その際に100万円と400万円に分割した領収書を受け取った。いずれも第13選挙区支部の領収書だった。ところが後日、100万円分は大和市第2支部の領収書にしてほしいと秘書に頼まれ、応じたという。
以上から第13選挙区支部には400万円が献金された形だが、収支報告書上は13年8月20日付の同社の献金額は100万円のみ。差額300万円の行方が不明だとされる。
一方、同誌によると建設会社の総務担当者は、甘利氏自身にも13年11月14日と14年2月1日に各50万円を供与したとされるが、少なくとも第13選挙区支部の収支報告書に同日付での寄付の記載はない。また、14年11月20日には同社名義と個人名義で50万円ずつ献金したが、第13選挙区支部の収支報告に会社名義の寄付の記載があるだけ。個人名義の分は秘書から「甘利明事務所」の手書きの領収書を渡されただけだった。』と配信している。
【行方が不明】とされる300万円に関しては甘利大臣の地元(神奈川県大和市)事務所関係者は建設会社に返金したと説明している。14年11月20日に受け取ったとされる100万円に関しては地元事務所を仕切っている公設第一秘書の清島健一氏が個人的に流用した可能性が高い。
甘利大臣は第1次安倍内閣以降の歴代の自民党内閣で閣僚の椅子に座り続けて、忙しさにかまけて政治資金の管理は清島氏を信頼して全てを任せてきたと思われる。清島氏は甘利氏の信頼を裏切ったということであろうか。現時点では甘利氏がどこまで【政治資金収支報告書】の内容を把握していたのか判然としない。   (おわり)

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