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2015年11月 5日 (木)

石破派の別働隊発足か

安倍改造内閣が誕生して1カ月が経過しようとしている。国会が閉会中ということもあり、政治の話題も枯渇している。安倍首相は国会閉会中を利用して10月22日~28日まで中国の【一帯一路】計画を頓挫させるべくモンゴル及び中央アジア5カ国を歴訪した。安倍首相は23日、中央アジア5カ国の中で唯一中国に靡かない【トルクメニスタン】のベルディムハメドフ大統領とともにトルクメニスタンの天然ガスを化学肥料に加工するプラント建設など同国の産業高度化へのインフラを整備する事業2兆2000億円の契約書に署名した。
さらに25日には【ウズベキスタン】のカリモフ大統領と首脳会談を行い、天然ガスを化学肥料に加工する1100億円のプラント建設事業や100億円の火力発電事業の契約書に大統領と連名で署名している。
【ウズベキスタン】は中央アジアで唯一の高速鉄道を運営している国である。地政学的に【ウズベキスタン】が中国政府が掲げる【一帯一路】構想に協力しなければアジアとヨーロッパを結ぶ高速鉄道計画は頓挫する。安倍首相はなかなかの策士なのである。
国内政局では内閣改造に間に合うように12年9月に実施された自民党総裁選で2位につけた(党員の投票では一位)石破茂地方創生担当相が派閥【水月会】、通称【石破派】を9月28日に立ち上げた。派閥に参加した議員を一人でも多く、大臣は無理としても副大臣や政務官として内閣に送り込むためである。
石破派に馳せ参じたのは次の20人である。
衆議院議員  石破茂(10回、鳥取1区) 山本有二(9回、高知2区) 鴨下一郎(8回、東京13区) 田村憲久(7回、三重4区) 伊藤達也(7回、東京22区) 後藤田正純(6回、徳島1区) 古川禎久(5回、宮崎3区) 平将明(4回、東京4区) 赤沢亮正(4回、鳥取2区) 齋藤健(3回、千葉7区) 田所嘉徳(2回、茨城1区) 福山守(2回、比例四国) 石崎徹(2回、新潟1区) 神山佐市(2回、埼玉7区) 八木哲也(2回、比例東海) 冨樫博之(2回、秋田1区) 門山宏哲(2回、比例南関東) 山下貴司(2回、岡山2区) 若狭勝(1回、比例東京)
参議院議員  舞立昇治(1回、鳥取県)
石破氏は派閥結成について3年後の自民党総裁選に立候補すると明言している。自民党総裁選に立候補するには20人の国会議員の推薦人が必要であるが、あと一人足りないだけであるからこれはクリアーできるであろう。
石破派の母体となっているのは石破氏が主宰していた政策集団【さわらび会】(会員約30名)である。もともとこの政策集団は【無派閥議員連絡会】が母体だ。石破派に参加すると思われていた浜田靖一元防衛相(千葉12区 当選8回)や小此木八郎氏〔神奈川3区 当選7回)は参加を見送ったが、改造内閣で入閣することを密かに期待していたので参加を見送ったのであろう。
浜田氏は先の通常国会では衆院【平和安全法制特別委員会】の委員長として汗を流したので、再入閣を期待していたと思われる。結局、浜田氏も小此木氏も入閣できんなかったので、【無派閥議員連絡会】の再開を元のメンバーに呼びかけているという。
約10人の参加が見込まれているらしいが、この会は石破派別働隊として機能することになると噂されている。
(おわり)

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