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2015年9月11日 (金)

民主党は政権復帰を目指し解党して野党再編を主導すべきだ

維新の党の2人の顧問、橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事の離党により維新の党の分裂は確定的となった。その結果、現況では【維新の党】所属の40人の衆院議員の争奪戦が水面下で続いている。国政政党の立ち上げを断言している地域政党【大阪維新の会】を実質的に率いている橋下大阪市長側に与するのは大阪府を地盤とする衆院議員11人(小選挙区選出5人、比例区選出6人)と参院1人〔大阪選挙区)の12人と参院比例区選出の片山虎之助氏である。
【大阪維新の会】側は11月22日の大阪市長選と大阪府知事選のダブル選挙に勝利することが最大の関心事である。自民党は大阪市長の候補者は既に決定しているが【大阪維新の会】の候補者は現時点では未定である。大阪市長選で自民党が勝利をすれば【大阪維新の会】の中央政党は出鼻を挫(くじか)かれることになる。
維新の党は目下のところ国会会期中ということもあり、党員の争奪戦を表面では中断している。党内は民主党との合流を視野に入れている松野頼久氏や江田憲司氏に与するグループと中間派それに大阪維新の会系に3分されている。中間派が態度を鮮明にするのは大阪ダブル選挙の結果次第だ。
維新の党の分裂に際して重要なポイントは【大阪維新の会】系と【民主党合流派】のどちらが野党第二党の地位を確保するのに必要な22人を取り込むかである。衆院の第三党の共産党の議席数21議席を上回らなければ衆院の常任委員会に理事を送り込めないからである。
民主党の若手議員の一部は国民に理解されやすい野党再編のために民主党の解党を岡田代表に申し入れた。岡田代表はこれを拒否している。
ところで、【大阪維新の会】の誕生によって最も被害を被ったのは民主党の大阪府連である。民主党が政権を奪取した09年の第45回衆院選で民主党は大阪府の19の小選挙区のうち17の選挙区で与党候補に圧勝している。ところが14年の第47回衆院選では社民党から民主党に鞍替えした大阪10区の辻元清美氏だけが議席を獲得し、比例で復活できたのも元官房長官の平野博文氏だけという完敗であった。
16年の参院選と次期衆院選は現在の民主党の看板では勝ち目が薄いと感じている民主党の次世代のリーダーの一人に擬せられていた現在浪人中の樽床伸二大阪府連会長も岡田代表に解党を申し入れている。
それに呼応するかのように大阪府門真市に本拠を置くパナソニック労組出身で民主党の最大の支持母体【連合】の古賀伸明会長も解党も一つの選択肢と述べている。
【朝日新聞デジタル】は10日夜、『連合の古賀伸明会長は10日の記者会見で、民主党の若手議員や大阪府連が岡田克也代表に要望した「解党」について「選択肢の一つであると思う」と述べた。岡田氏は解党に否定的だが、同党にとって最大の支持組織のトップによる発言は、維新の党の松野頼久代表らとの再編協議に影響を与える可能性がある。
古賀氏は来年夏の参院選についても「1人区は一強に多弱が向かっても負ける。候補者調整をやらないといけない。複数区も野党として一本化できるところはやっていく」と述べ、民主が維新などと協力して選挙区調整を進めるべきだとの考えも示した。』と配信している。
民主党は国家の根幹をなす安全保障政策に統一見解を打ち出せない以上日本の国政を担う資格がない。この課題を克服するには解党して政策が一致するメンバーで野党の再編を図る必要がある。民主党が選挙互助会政党から、脱皮しない限り国民は現在の民主党に政権を委(ゆだ)ねることはあり得ない。   (おわり)

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