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2014年9月14日 (日)

石破茂前幹事長の地方創生担当相就任は首相就任への試金石

石破前幹事長の【地方創生担当国務大臣】就任をマスコミは安倍首相の軍門に下ったかの如き報道をしているが筆者には的外れのような気がしてならない。
マスコミの政治部としては通常国会会期終了後、紙面作りに苦労しており、9月3日の改造人事を巡る党のN01とNお2の駆け引きは格好の話題となったのである。
安倍首相が1954年9月生まれに対して石破氏は1957年2月生まれで、年齢は安倍首相が2歳と5か月年長である。安倍首相が来年の自民党総裁選で再選され、安倍首相の任期切れとなる4年後まで石破氏が総裁選立候補を見送ったとしても石破氏は61歳にしかすぎない。
首相の座を秘かに狙っているとされる派閥の領袖は麻生太郎副総理兼財務大臣は4年後には78歳、自民党最大派閥町村派を率いる町村信孝氏は1944年生まれであるから74歳で立候補の適齢期は過ぎている。
現時点で【ポスト安倍】を石破氏と争うとすれば石橋と同年齢の岸田文雄外務大臣とこれまた同年齢の石原伸晃前環境相氏であろう。しかしながら石原氏は【金目でしょう】発言が災いして余程のことが起こらない限り総裁候補たりえないであろう。
岸田外相は4年間で情報発信能力を身につけられるか否かがポイントであろう。
ところで、石破氏自身は【地方創生担当国務大臣】就任をどう捉えているのであろうか。石破氏は9月12日付けの自身のオフィシャルブログの中で『早いもので、地方創生担当国務大臣を拝命してから一週間が過ぎました。
大臣補佐官に伊藤達也衆院議員、副大臣に平将明衆院議員、大臣政務官には小泉進次郎衆院議員が着任、能力も人柄も優れた方々に恵まれたことを有り難く思っております。
 態勢も徐々に整いつつありますが、全体像を示したうえで、短期・中期の施策を立案する作業はまだまだこれからです。なにはさておき、臨時国会に提出する法案の作成を急がなくてはなりません。』と述べている。
注目すべきなのは石破大臣を支える補佐官、副大臣それに政務官の顔ぶれである。大臣補佐官の伊藤達也氏は当選6回の中堅議員で既に金融担当相として閣僚経験者である。日本新党から新進党そして自民党へ移り、石破氏と同じ額賀派に所属していた時期がある。現在は無派閥。08年に石破氏が総裁選に立候補した際には推薦人になっている。
平将明副大臣は当選3回、7月下旬結成された石破派の研修会の出席メンバーで、第2次安倍内閣では経済産業政務官を務めた。家業が大田区青果市場で仲卸業を営んでおり、3代目の社長就任後に政界入りしたので実体経済に精通している。
政務官は将来の総理大臣の有力候補小泉進次郎氏。12年9月の総裁選では石破氏に一票を投じている。小泉氏は安倍首相を首相の座につけてくれた恩人小泉純一郎元首相の次男で安倍首相も将来を嘱望している。将来の自民党のエースの教育を石破氏に託したのだ。
石破大臣を補佐するメンバーは石破氏に近い人たちである。
8月29日に首相と石破氏は首相官邸で1時間20分2人だけで話し合っている。石破氏は直後の記者会見で「有意義な会談であった」と述べそれ以上は口を閉ざしている。石破氏を閣内に取り込むために安倍首相は【禅譲】を匂わせたと筆者は推測している。   (おわり)


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