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2014年5月30日 (金)

拉致問題解決に向け一歩前進

日本のメディアは、スウェーデンのストックホルムで5月26日から始まった日朝政府間協議は難航していると報じていたが、29日夕刻、安倍首相は自ら「拉致被害者や拉致された可能性を否定できないいわゆる特定失踪者の包括的全面的調査を行うと北朝鮮が約束した」と発表した。
これまで北朝鮮は「拉致問題は解決済み」と頑なに繰り返していただけに再調査の約束は【拉致問題】解あ決に向けた前進の疑問符付きの一歩と評価はできよう。財政的、物質的支援を受うけるために国家間の約束をして、支援を受けるとそれを反故にしてきた実績のある北朝鮮だけに日本政府も前面的に信用しているわけでない。
北朝鮮は昨年2月に中国の意向を無視して3回目の核実験を行っている。アメリカ政府に「直接交渉に応じよ」というシグナルだったとされる。北朝鮮はアメリカの攻撃によって国家が消滅することを恐れているので「攻撃はしない」というアメリカの【お墨付き】が欲しいのだ。経済支援と引き換えに核開発を停止すると合意したrにも拘わらず北朝鮮はそれを破棄したという堂々たる実績を持っている。
北朝鮮が送ったシグナルに対するアメリカの反応は金一族の保有する海外資産の凍結宣言と2機の最新鋭ステでィルス戦闘機F35の平壌進入である。2機のF35はアメリカ本土中西部の空軍基地を飛び立ち、途中太平洋上で給油機からの給油を受け、一気に平壌上空に進入、2回上空を旋回して飛び去っている。その間10数秒である。轟音と風圧により窓ガラスの破損が続出したという目撃証言がある。金第一書記と軍の幹部の心胆を寒からしめたのは間違いない。
欧米でもほとんど知られていないこの事件は北朝鮮指導者内部の深刻な対立を生んでいる。中国を通してアメリカと交渉すべきという一派とアメリカと直接交渉すべきという一派の対立である。前者の代表が金第一書記の義理の叔父張成沢氏だったとされる。張氏は権力闘争に敗れ、13年12月に処刑された。北朝鮮内部に影響力を行使できる親中国派の人物を失った中国は北朝鮮と距離を置き出したのである。
こうした北朝鮮を取り巻く状況の変化の中で北朝鮮は政治的に安定している日本の安倍首相の政治手腕に賭けたとみるべきであろう。日本との関係改善に失敗すれば北朝鮮は国際社会で孤立無援の状態に陥る。
【NHKニュースウェブ】は29日夜、北朝鮮の思惑について『北朝鮮は29日、国営の朝鮮中央通信を通じてスウェーデンで行われた日朝の政府間協議の結果について、「拉致被害者などすべての日本人に対する包括的な調査を全面的に行うことにした」と発表しました。
北朝鮮が調査に応じた背景には、厳しい状態が続く経済の立て直しのため、日本が独自に行っている制裁措置の解除を引き出すとともに、将来的には日本からの経済協力につなげたい思惑があるとみられます。
さらに、日本との関係改善を図ることで、国際社会との対話につなげたいねらいもあると見られます。
北朝鮮はアメリカとは対話が途絶えたままになっているほか、中国とも、パイプ役だったチャン・ソンテク氏の粛清や核開発を巡って関係は冷え込んでいます。』と報じている。
国家間の思惑は思惑として、筆者は一人の子を持つ親の素朴な感情として、拉致被害者が1日も早く日本の肉親の元に帰ることを望みたい。   (おわり)

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