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2014年5月29日 (木)

石原慎太郎維新の会共同代表、橋下徹大阪市長と袂を分かつ

12年末の衆院選対策で衆院選直前に急遽合流した石原慎太郎氏と橋下氏が1年半の蜜月?関係に終止符を打つことになった。合流直前までは橋下人気は大阪では絶頂期にあったと言える。
橋下徹大阪市長の人気の原点は、思想的には保守であったが、政治手法は小泉純一郎元首相を彷彿させる。大阪府と大阪市の不採算事業を徹底的に糾弾して大阪府民の拍手喝采を得ている。
その結果、橋下氏は【改革の旗手】というイメージ作りに成功した。その橋下氏が石原氏と合流したことに違和感を覚えたのは筆者ばかりではあるまい。
合流直前まで橋下氏の人気にあやかろうと橋下氏に様々な政党や政治家あるいは過去官僚やマスコミ人までが秋波を送っていた事例は枚挙の暇がない。下野していた自民党議員の中には【政治の天才】とまで持ち上げる者もいたほど。
こうなると神ならぬ橋下氏も人の子で傲慢になり、いずれ没落が忍び寄る。半年後の13年5月の【慰安婦発言】がその端緒となった。
国会議員でない橋下氏にとって政界再編はそれほど重要ではない。橋下氏が【結いの党】との統一会派結成そしてその後の合流に拘るのは失ってしまった【改革者のイメージ】を取り戻したいからであろう。【大阪都構想】を実現しない限り政治家としての橋下氏の展望は開けないのだ。
【ヨミウリオンライン】は維新の会の分党について28日夜、『日本維新の会(衆院53人、参院9人)の石原慎太郎、橋下徹両共同代表は28日、名古屋市内のホテルで会談し、維新の会を「分党」する考えで一致した。
結いの党との合流を目指す橋下氏と、合流に否定的な石原氏の溝が埋まらなかった。石原氏は29日に記者会見し、今後の対応を表明する。石原氏には、維新の会と合流する前、旧太陽の党に所属した平沼赳夫、藤井孝男、園田博之の3氏らが同調する見込み。橋下氏は結いとの合流構想を進めるとみられる。
維新の会と結いの合流協議を巡っては、石原氏が政策合意に「自主憲法制定」を盛り込むよう主張し、結いの江田代表が反発。合流協議が進まない状況に陥っていた。
維新の会の松井幹事長によると、約20分間の会談では、石原氏が「きれいに分党しよう」と持ちかけ、橋下氏が了承したという。石原氏は会談後、「(橋下氏が)なぜ江田君と一緒にやりたいのか分からない。残念だ」と記者団に述べた。両氏は政党助成法に基づく党の分割を行い、政党交付金などを分けるとみられる。』と配信している。
連立与党が衆参で過半数を占めている状況下で、政界再編を【維新の会】と【結いの党】が主導しても【民主党】の一部を巻き込まない限り政界にインパクトを与えない。ところが民主党内部は支離滅裂な状況にある。最大の支持母体【連合】の支援なしには当選が見込めないために民主党議員が離党して政界再編の起爆剤となる新党に加わる可能性は極めて低い。
ところがここにきて磐石と思われた自民党がスキャンダルに見舞われる事態が起きている。薬物使用の容疑で逮捕されたASKAの事件に関連して安倍内閣の5人の現職閣僚の名が取り沙汰されている。この事件の今後の展開によっては政界再編に有利な情勢が生まれるかもしれない。   (おわり)

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