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2014年4月30日 (水)

【日本維新の会】と【結いの党】の合流決定

【結いの党】の参院議員5人が参院での新会派結成を承認されて以降、【日本維新の会】との統一会派を組むことが話し合われてきた。両党は、今夏までに合流を目指しているが、参院での統一会派結成を優先させた結果、4月25日に所属議員14名の統一会派【日本維新の会・結いの党】(会長日本維新の会片山虎之助参院議員団長)を結成している。
【日本維新の会】は、参院では所属議員が9人であるために参院の規定によりこれまで議員立法の提案権が与えられていなかったが、新会派結成により所属議員は14人と10人を超えたので議員立法の提案権を得、議院運営委員会に委員を送り込めることになった。さらに会派としては、自民、民主、公明に次ぐ4番目の規模になる。
ところで、両党の合流に関して憲法観の違いから、石原慎太郎共同代表や平沼赳夫国会議員団長などの旧【たちあがれ日本】系の議員は合流に消極的と言われていたが、26日開かれた執行役員会で橋下徹大阪市長などの【大阪維新の会】系の役員が合流を強硬に主張し、合流を決定した。
【ヨミウリオンライン】は役員会の模様について27日午後、『日本維新の会は26日の執行役員会で、結いの党との政策協議が調えば、今年夏までに合流し、新党結成を目指す方針を決めた。
両党が合流すると、衆院では野党第1党となる。橋下共同代表が来春の統一地方選をにらんで合流を強く主張、慎重だった石原共同代表らを押し切った。
維新の会は今後、結いの党との政策協議で大筋合意している61項目について、憲法や原発政策など7項目に絞って最終調整し、協議が調えば、新党準備協議会を設立する。
この日の執行役員会は、大阪の党本部と東京の国会議員団本部をインターネットでつないで行われ、25日に参院で統一会派を結成した結いの党との合流が、議題となった。出席者によると、石原氏と平沼赳夫代表代行が、憲法改正などで考えの異なる結いの党との合流に慎重な考えを示し、「合流するなら吸収合併すべきだ」と主張したという。これに対し、橋下氏が「夏までにまとまらなければ、大阪で勝手に動く」と反発、「分党」を盾に新党結成を迫り、松井幹事長も「国会議員は地方議員を見捨てるのか」と声を荒らげた。結局、橋下氏らに押される形で、「新党」が了承された』と配信している。
【日本維新の会】の共同代表の橋下大阪市長が【結いの党】との新党結成を急ぐのは本拠地大阪での【大阪維新の会】の著しいj地盤沈下がその背景にある。 
11年の地方統一選挙では【大阪維新の会】は市議会・府議会選挙において大躍進を遂げた。大阪市議会は過半数に届かなかったが府議会では57人が当選し、過半数を制した。ところがその後、国政選挙や首長選挙への鞍え、さらに離党者や造反者が出て、現在の議席は50で、過半数割れを起こしている。
そもそも、【大阪維新の会】の創立メンバーは橋下大阪市長(当時は大阪府知事)以外は自民党を離党した府議、市議であった。自民党が野に下っていたからだ。ところが自民党は12年末の衆院選で政権を奪還し、政党支持率も各種世論調査では40%前後と圧倒しているところから来年4月の大阪府議会・市議会での過半数制覇を目指し、大阪維新の会の切り崩しにかかっている。
このまま手を拱(こまね)いては消滅しかねないという危機感が橋下市長や大阪維新の会幹事長でもある松井大阪府知事にはある。その危機感が橋下氏や松井氏を新党へ突き進ませたのである。
維新の会の新党立ち上げ決定は野党再編に一石を投じたことは間違いはないが、大きな再編の流れを作り出せるかは不確定要素が多い。   (おわり)

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