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2014年4月28日 (月)

衆院鹿児島2区補選、自民党公認候補圧勝

4月27日投開票の衆院鹿児島2区補欠選挙には6人が立候補していたが事実上は自民党公認・公明推薦の新人で元県議の金子万寿夫氏(67)と無所属で民主党・日本維新の会・結いの党・生活の党推薦の元衆院議員打越明司氏(56)の一騎打ちとなった。
この補選は消費税増税後の初の国政選挙として注目されていたが安倍内閣の支持率の高さの壁に野党連合は跳ね返されたということである。率直な物言いで物議を醸す亀井静香代議士流の表現をすれば「【駄目政党】プラス【駄目政党】は【ダブル駄目政党】」で選挙には勝てないということであろう。
筆者は長年選挙に携わってきた勘から【産経MSNニュース】が20日に配信した以下の記事を読んで打越氏の勝利は難しいと直感した。
【産経MSNニュースの記事】:『消費税増税後初の国政選挙となる衆院鹿児島2区補選(27日投開票)で、安倍晋三首相(自民党総裁)が19日、現職首相として初めて奄美大島を訪れた。奄美群島全体でも首相訪問は33年ぶりとあって島は興奮のるつぼと化した。続く鹿児島市内でも熱烈な歓迎を受け、首相人気の根強さを見せつけた。(田中一世、奥原慎平)
午前11時45分、大阪からの空路で奄美空港(奄美市)に降り立った首相は、公明党の北側一雄副代表とともに近くの総合運動公園で街宣車の上に立った。
奄美大島の人口は約6万4千人しかいないだけに陣営幹部は「1千人を超えれば御の字」と語っていたが、集まった聴衆は約3200人(主催者発表)。首相が「人の温かさこそが奄美大島。訪れた人は『もう1度行きたいなあ』と思う。私も次は選挙以外で来たいと思います」と語ると、拍手とともにチヂン(奄美大島の太鼓)や指笛の音が鳴り響いた。
「奄美と東京、大阪、鹿児島を結ぶ航空便の運賃を夏休みまでに安くして、たくさんの方々が訪れるようにします。景気がよくなれば奄美は間違いなくよくなる。自民党と公明党は離島で一生懸命頑張るみなさんの生活を応援します!」』
この補選は、日本最大の医療法人グループ【徳州会】の選挙違反事件に実姉2人が関与した責任を取って自民党を離党した徳田毅衆院議員の議員辞職に伴うものである。
【開票結果】は、「金子万寿夫氏 66360票」、「打越明司氏 46021票」で金子氏が2万票の大差で打越氏を破った。投票率は45,99%で、50%を下回ったが補欠選挙としては高いほうなのであろう。
この選挙は【政治とカネ】が争点になるべきなのだが、金権選挙に永年慣れ親しんできた鹿児島2区の有権者には争点とはなり得なかったのだ。
19日に応援のため鹿児島2区入りした安倍首相は有権者の熱狂ぶりから手応えを感じたはずだ。そして情勢が暗転する可能性があるとすればTPP交渉協議の内容が事前にj漏れることと判断したに違いない。
鹿児島県はTPP交渉協議の焦点になっている農産品重要5項目の一つ牛肉・豚肉の全国有数の産地であり、奄美大島は粗糖の原料サトウキビの栽培が盛んな土地柄である。
TPP交渉協議が先延ばしになった遠因は、この補選に勝利するために、その妨げとなるリスクを軽減することであったかもしれない。いずれにしても安倍政権にまた弾みがついたことになる。  (おわり)

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