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2014年4月 7日 (月)

維新の会と結いの党の合流へ向けて一歩踏み出す

自民党に対抗しうる野党結成を目指して新党【結いの党】を立ち上げた江田憲司代表は、新党結成以前から【日本維新の会】の国会議員団幹事長の松野頼久氏と両党の合流の話し合いを重ねてきた。
しかしながら、維新の会の石原慎太郎共同代表の反対が障害になり、合流話はなかなか進展しない状況が続いていたのである。というのも石原氏は中国からは目の仇にされるほどの保守派の論客であり、筋金入りの【改憲論者】だ。それに対して江田氏は護憲論者である。そのために石原氏は【結いの党】との合流に難色を示していた。
ところが合流への第一段階の参院での統一会派を組むことには理解を示している。石原氏にどんな心境の変化があったのであろうか。
【時事ドットコム】は4月5日夕刻、『日本維新の会は5日、東京都内で執行役員会を開き、結いの党と参院で統一会派を組む方針を決めた。結いとの連携に否定的な考えを示していた石原慎太郎共同代表も「片山虎之助参院議員団会長に任せればいい」と容認した。
 執行役員会には、結いとの連携に意欲を示す橋下徹共同代表(大阪市長)も出席。統一会派の結成のタイミングなど、結い側との調整は、片山氏に一任した。
 結いの江田憲司代表も参院での統一会派に前向きな考えを示している。両党は合流を視野に政策協議を進めているが、安全保障分野などで溝を残しており、まずは参院での共闘を先行させることとした。 
 参院で9議席の維新と、5議席の結いが会派を組めば、計14議席で民主党に次ぐ野党第2勢力となる』と配信している。
推測になるが、3月に行われた【出直し大阪市長選】の低投票率とみんなの党渡辺喜美代表の【8億円借入金問題】が石原氏変心の契機になったのであろう。【出直し大阪市長選】について言えば、主要政党がこぞって対抗馬を立てなかったとはいえ投票率が大阪市長選挙史上最低の23%台というのは橋下市長への期待感が大きく損なわれた証である。萎んだ風船を膨らますのは至難の業ということになる。
政治経験が豊富な石原氏は一番その点を理解しているので維新の会の閉塞感を打破する次善の策として結いの党との合流に一歩踏み出したと思われるのだ。石原氏が合流に舵を切ったということは石原氏の持論である【憲法改正】を一時的に封印したことを意味する。
石原氏の決断の直接的な契機はみんなの党の渡辺代表の8億円にものぼる多額な借入金問題かもしれない。4月に入ってから渡辺氏は「体調不良」を理由にマスコミから逃げ回っている。「法的に問題はない」と渡辺氏は繰り返し述べているが。説明責任を回避している姿勢から判断すれば法的に問題が大ありなのであろう。
渡辺氏に多額の資金を融通してきた化粧品・サプリメント販売会社【DHC】の吉田嘉明会長は【刑事告発】を検討していると述べている。渡辺氏に辞任を求めているのだ。渡辺氏の辞任は避けられない環境が整った。みんなの党は分裂に向かわざるを得ない。3~4人は離党すろとみられているが、結いの党へ合流する可能性が高い。みんなの党の離脱者が増えれば増えるほど維新の会中心の野党再編の動きが加速すると石原氏は読んだのであろう。衆議院でも会派を組めば維新の54人と結いの9人で63人となり、56人の民主を抜いて野党第1党に踊り出る。   (おわり)

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