« ウクライナ紛争はオバマ大統領の外交的手腕の試金石 | トップページ | ウクライナを巡る武力衝突当面回避される »

2014年3月 5日 (水)

【河野談話検証機関】設置を巡る野党各党の党内事情

従軍慰安婦の強制連行を認め謝罪する内容を盛り込んだ【河野談話】の作成に事務方のトップとして係わった元官房副長官の石原信雄氏が、2月20日の衆院予算委員会で参考人として証言したのを契機に、日本維新の会は【河野談話】の作成過程を検証する調査委員会の設置を野党各党に解いて回っている。
日本維新の会の意図は明白で、昨年の【従軍慰安婦】問題に関する発言で世論の反発を買い、求心力の衰えた橋下徹大阪市長兼日本維新の会共同代表の復権を念頭に置いているのだ。
維新の会の呼びかけに対して共産党と社民党の幹部は異を唱えている。共産党の穀田恵二国会対策委員長は2月26日記者会見をして反対の意思を明白にしている。
【朝日新聞デジタル】は27日午前、『日本維新の会が河野談話を検証するために、国会に調査委員会を作ろうという動きがある。反対だ。
日本軍慰安婦の問題で、その強制性については、加害国である日本において、裁判で確定した内容であり、歴史的事実であることはもはや論を待たない。
そういう意味で言うと、この動きは、河野談話を葬り去ろうとする一連の動きの一つであり、そういう場を作ってあおっていくことが狙いだ。戦後政治の原点を否定する動きには反対し、ストップさせるために力を尽くしたい。(国会内での記者会見で)』と配信している。
ところで、【従軍慰安婦】強制連行を捏造したのは元日本陸軍軍人の吉田清治氏であるが、安倍首相の地元の下関市で昭和22年(11947年)共産党の公認候補として市議会議員に立候補して落選という経歴を持っている。
吉田氏は1983年に【私の戦争犯罪】を上梓し、【慰安婦の強制連行】を記述しているが1995年に【強制連行】は事実ではなく創作であったことを認め、謝罪したが、その際に「私の役割は終わった」と述べている。本来なら「従軍慰安婦強制連行」が国際問題になった時点で創作であることを認めるべきなのだ。筆者の想像であるが、吉田氏の役割とは【従軍慰安婦強制連行】を意図的に国際問題化させることであったのであろう。
共産党の反対は従軍慰安婦強制連行捏造問題に蓋をしたいのだ。
社民党の吉田忠智党首も河野談話作成過程の検証の調査機関設置には反対の立場だ。【朝日新聞デジタル】は27日深夜、吉田氏の26日の記者会見での発言を『河野談話を検証する動きが国会である。衆院予算委員会で、(談話の作成にかかわった)石原信雄・元官房副長官の参考人質疑が行われたが、石原さんの(「元慰安婦の証言の裏付け調査は行われていない」という)発言は、特に目新しいものとは考えていない。
こうした発言を様々な場で繰り返し引き出すことで、執拗(しつよう)に河野談話の不備を印象づけて談話を否定しようとする姑息(こそく)な意図を感じる。歴史修正主義の一環ではないか』と配信した。
日本政府は【河野談話】作成のための聞き取り調査を韓国政府が選定した元従軍慰安婦と称する16人の韓国人女性から聞き取り調査を行ったが、そのとき韓国婦人側のオブザーバーとして立ち会ったのが当時弁護士であったさきの社民党党首の福島瑞穂氏である。社民党も検証されては困る立場なのだ。
日本の国際的評価を貶めた【従軍慰安婦強制連行】問題の有無の検証は日本の名誉のためにも調査機関を立ち上げて実行すべきである。それに反対する国会議員が存在するとはまさに驚きである。   (おわり)

|

« ウクライナ紛争はオバマ大統領の外交的手腕の試金石 | トップページ | ウクライナを巡る武力衝突当面回避される »

9政局」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【河野談話検証機関】設置を巡る野党各党の党内事情:

« ウクライナ紛争はオバマ大統領の外交的手腕の試金石 | トップページ | ウクライナを巡る武力衝突当面回避される »