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2014年2月 3日 (月)

大阪市長選の出直し選挙は無投票選挙になる公算が大きい

第3回の【特別区設置協議会】(法定協)が1月31日に開かれ、大阪市を解体していくつかの特別区に再編し、大阪府と一体化する【大阪都】構想を早期に実現(15年4月)するために、一つの案(大阪市を5つの特別区に分割)に絞り込んで協議を進めようと日本維新の会が提案した。
それに対して、大阪市議会の自民党、公明党、民主党それに共産党の反対で絞込みは否決され、事実上【大阪都構想】は、橋下徹市長の任期内の実現が頓挫する情勢になってきたのだ。
そこで、橋下市長は辞任して出直し選挙に立候補し、市長選に勝利して大阪市民の民意を背景に大阪市議会の反対意見を押さえ込もうという作戦に打って出たということになる。
選挙戦に持ち込んで情勢を打開しようとする橋下方式を11年11月の大阪府知事選と市長選のダブル選で学んだ野党各党は【その手は桑名の焼き蛤】とばかり、今回の大阪市長出直し選には候補者を擁立せず、無投票で橋下市長を再選させる作戦を採用することになりそうである。言ってみれば【肩透かし】作戦だ。
橋下市長が無投票で当選した場合、市民の過半数の支持を得たとは言い難く、現状は何も変わらない可能性が高くなるからだ。
ところで、大阪市議会の定数は86で、与野党の勢力分野は与党の【大阪維新の会】は32人で過半数を大きく割り込んでいる。野党は、【公明党大阪市会議員団 19人】、【自民党大阪市会議員団 17人】、【OSAKAみらい民主党大阪市会議員団 9人】、【日本共産党大阪市会議員団 8人】、【無所属の会大阪市会議員団 1人】の合計54人で、市長選を実施しようがしまいが市議会の勢力分野は何の変化もない。
【朝日新聞デジタル】は2月2日早朝、出直し選挙に対する大阪市議会に議席を有する各党の反応について『「大義なき選挙だ」
公明党の大阪府本部幹部は、こう突き放した。
インターネットの動画サイトによると、橋下氏は1日の党大会で、都構想への協力を求める代わりに2012年の衆院選で公明に協力したことを強調。「支持基盤(創価学会)の皆さんは宗教を説いていますが、宗教の前に人の道があるんじゃないかと思っています」と激しく批判し、拍手を浴びた。
公明市議団幹部は「都構想の議論を深めることは約束したが、白紙委任で賛成したわけではない」と反論する。公明党府本部は1日、「月曜日の市長の会見を見てから対応を考える」との方針を確認した。府本部幹部は「自公で対抗馬を立てる可能性は低い。市長に独り相撲を取らせた方が得策だ」と語る。
自民党も静観の構えだ。府議団の花谷充愉幹事長は出直し選を「逆ギレ選挙」と批判。「市議会の構成は変わらず、来年4月に都構想ができるわけはない。無駄な選挙は必要ない」と述べ、対立候補の擁立に動く考えのないことを示した。
民主党大阪府連も1日の会合で「『無視論』で行くことになった」(幹部)。自民、公明と足並みをそろえ、共産に候補を擁立しないよう働きかけるという。過去には09年の岐阜市長選で、議会の反発を受けた市長が辞職して出直し選挙となったが、対立候補が出ずに無投票当選に終わったケースがある。
維新の内部でも賛否両論が渦巻く。橋下氏が出直し選挙を宣言した全体会議に出た複数の議員によると、「出直し選をしても議会構成は変わらない」「都構想をもっと浸透させるべきだ」といった慎重論も多かった。最終的に橋下氏が「組織でなく個人でやる。わがままを許して欲しい」と押し切ったという』と配信している。
野党一丸となった【肩透かし作戦】が成立すれば橋下市長はどう対応するのであろうか?興味深々である。柳の下に泥鰌は2匹いない確率は高い。   (おわり)


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