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2013年12月10日 (火)

みんなの党の分裂は野党再編の引き金になるのか

分裂は時間の問題と思われていた【みんなの党】がついに分裂。今年の8月2日に開かれたみんなの党両院議員総会において幹事長を解任された江田憲司衆院議員(神奈川8区)をはじめ衆院議員8人、参院議員6人の合計14人が12月9日午後、【みんなの党】に離党届を提出した。衆参36人の議員を擁していた【みんなの党】は14人の集団離党者を出したために22人に減少し、かろうじて野党第3党の地位を維持している。
▼みんなの党に離党届を提出した国会議員14人は次の通り。(敬称略、丸数字は当選回数、カッコ内は選挙区)
 【衆院=8人】江田憲司(4)(神奈川8)、林宙紀(1)(比例東北)、青柳陽一郎(1)、椎名毅(1)(以上比例南関東)、井出庸生(1)(比例北信越)、小池政就(1)(比例東海)、井坂信彦(1)、畠中光成(1)(以上比例近畿)
 【参院=6人】川田龍平(2)、小野次郎(1)衆(1)、柴田巧(1)、寺田典城(1)、藤巻幸夫(1)、真山勇一(1)(以上比例)(時事ドットコムより引用)
、離党届を提出後の記者会見で江田氏は【離党の理由】について。「断腸の思いだ。みんなの党を結党した当事者として、よもやこんな日が来ようとは夢にも思わなかった。無念でならない。みんなの党は、結党の原点を忘れて変わり果ててしまった。自民党にすり寄り、あわよくば与党化していく動きも見られ、有権者の期待を裏切る行為は絶対に許せない」と語っている。
今回離党した14人とさきにみんなの党を除名された柿沢未途衆院議員(東京15)は年内に新党を結成することになる。
江田氏の離党は予測されていたことであり、驚くにはあたらないが、江田氏は自民党に対抗しうる野党勢力の結集を視野に入れ、既に【維新の会】の国会議員団幹事長松野頼久衆院議員(熊本1区)、民主党前幹事長細野豪志衆院議員(静岡5区)とともに10月22日に政策勉強会【DRYの会】を立ち上げている。
江田氏の離党が引き金となって日本維新の会の中核勢力の【大阪維新の会】寄りの国会議員と江田氏の新党が合流する可能性は否定できないが、細野氏を支持する民主党の若手グループが合流する可能性は現時点では低いと考えられている。民主党を離れて、最大の支持組織【連合】を敵に回しては当選が覚束ないからだ。
野党再編を主張している日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は早速、江田氏にラブコールを送っている。読売新聞電子版【ヨミウリオンライン】は9日午後、『みんなの党の江田憲司前幹事長(衆院神奈川8区、当選4回)が離党して新党を結成する動きを見せていることについて、日本維新の会の橋下共同代表は9日、大阪市内で記者団に「江田さんの動きに呼応し、民主党の一部の方も同じような動きをされることを期待する。同じ考え方の人が集まれば、政権交代も不可能ではない。早く野党再編を進めていくべきだ」と述べ、期待感を示した』と配信した。
野党再編の【キーーワード】は間違いなく小泉純一郎元首相が提唱しているように【脱原発】である。自民党は政権与党としての立場上、日本経済の再生に責任を負っている。そのためには【電力の安定供給】にも責任を負わざるるを得ない。自民党は現時点では【脱原発】には踏み込めないのだ。
その点、責任のない野党は【脱原発】を標榜することが可能であり、【脱原発】を掲げている限り、ある程度の国民の支持は得られる。
江田氏や橋下氏が「自民党に対抗しうる野党勢力の結集」という抽象的な概念で再編を推し進めるならばその勢力は拡大せず、自民党を利するだけであろう。   (おわり)

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