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2013年11月 8日 (金)

自民党は公明党との連立を解消するのか

参院選の公示の1ヵ月半前の5月17日に、飯島勲内閣府参与(小泉純一郎元首相の秘書を永年務めた)が電撃的に北朝鮮を訪れた。拉致問題が大きく進展するのではとの観測が一部に流れたが、その後、事態は静止したままである。北朝鮮から帰国した当初、飯島氏は秋には拉致問題が動き出すとの予言をしていた。
一方、この北朝鮮訪問は参院選に向けた自民党のパフォーマンスに過ぎないと断言した外交評論家もいたが。
現時点で飯島氏の北朝鮮訪問の意味を考えてみると、金正日朝鮮労働党総書記の死後、北朝鮮労働党内の権力構造が変化した結果、拉致問題の解決のキーマンは誰なのか、情報収集に訪れたのではとの推測が成り立つ。今回、参議院の許可なく日本維新の会のアントニオ猪木参院議員が訪朝したが、筆者の独断であるが北朝鮮側が猪木氏の訪朝を日本政府に申し入れた可能性は否定できない。猪木氏は北朝鮮出身である。
猪木氏の北朝鮮訪問後の行動に関して、【時事通信】は11月6日、『【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮を訪れている日本維新の会のアントニオ猪木参院議員は6日、国家体育指導委員会委員長を務める張成沢国防委副委員長と会談した。内容は明らかにされていないが、金正恩第1書記のおじに当たる実力者の張氏が、日朝関係についてどのような発言をしたのか注目される。
 会談には日本体育大学の松浪健四郎理事長、北朝鮮の李宗茂体育相らが同席した』と配信している。
張成沢国防委員会副委員長(金正恩第1書記の叔母の夫)と会談した前々日の4日に、猪木議員は日朝外交問題の北朝鮮側窓口の金永山国際部長と会談している。参議院の規則を犯してまで猪木議員が訪朝した事実は、単なるスポーツ外交を推進するためではないことを窺わせるに十分だ。猪木議員は拉致問題解決のための北朝鮮側の最終条件を聞き出す役割を担っていたと思われる。
金永山国際部長との猪木議員の会談の模様について【日テレニュース】は5日朝、『北朝鮮を訪れている日本維新の会のアントニオ猪木参議院議員が4日、労働党の幹部である金永日書記と会談した。
朝鮮中央通信によると猪木氏は4日、労働党の国際部長で朝日友好親善協会の顧問でもある金永日書記と会談した。金書記は、日本も含めた各国と様々なスポーツ交流を進めたいと述べたという。猪木氏が金書記と会談するのは今年7月の訪朝以来』と報じてい
猪木議員に関しては参議院は何らかの処分を課することは間違いないであろうが、重い処分にはならないであろう。拉致問題解決の下交渉をしたのであるから。
ところで、拉致問題が解決に向かって大きく前進するようであれば、維新の会国会議員団長の平沼赳夫衆院議員がアドバルーンを上げていたように自民党と維新の会の大同団結という連立政権の枠組みが変わるような事態が発生する可能性がある。憲法改正に意欲的な自民党に対してそれに歯止めをかけようとする公明党との間に亀裂が広がりつつあるからだ。   (おわり)

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