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2013年11月 7日 (木)

維新橋下共同代表の山本参院議員に対するご都合主義発言

日本国憲法は、【天皇】についてその第1条で「天皇は、日本国の象徴であり日本国民の統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」と規定している。この規定によって、天皇は日本国憲法が定める日本国民の外部に置かれる存在であるために、国民に保証される人権は持たず、同時に義務も課されない。このことを逆説的に言えば天皇は何の政治的権限も与えられていないということになる。
山本太郎参院議員は10月31日に開かれた秋の園遊会で、「天皇陛下に福島原発の作業員の悲惨な状況を知っていただきたくて手紙を手渡した」と釈明したが、天皇陛下に政治的には何の権限も付与されていない以上、山本議員の行為は何の意味も持たない。つまり、単なる売名行為であるが、山本氏が国会議員であるが故に手紙を天皇陛下に手渡したことは個人的に天皇を政治利用したことなる。山本議員の行為は議員辞職ものである。
山本議員の行為について、日本維新の共同代表橋下徹大阪市長は11月1日、「信じられない行為。国会議員なんだからしっかりやってくれといいたい」と批判し、さらに「日本の国民であれば、法律に書いていなくてもやってはいけないことは分かるでしょ」(産経新聞より引用)と語っている。
7月に行われた堺市長選で日本維新の会の公認候補が敗れ、橋下市長の党内での求心力が衰えたせいか歯切れが悪い。身内に違った意味の問題児の猪木参院議員を抱えているせいなのであろう。
ところで、6日に橋下氏は再び山本議員の進退に言及している。【産経MSNニュース】は、『日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は6日午前、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員について、市役所で記者団に「これだけ大騒ぎになり、(本人は)いろいろと反省しているだろう。非常識極まりない行為だったとしっかり認識してもらい、国会議員としての活動をやってもらいたい」と述べ、議員辞職までは必要ないとの認識を示した』と配信している。
橋下市長の発言はさらにトーンダウンしている。山本議員の議員辞職に踏み込めば、参議院の許可なしで北朝鮮を訪問した猪木参院議員の辞職問題が与野党の参院議員の間で議論の俎上に上りかねないからだ。橋下市長の発信力も精彩を欠き、並みの政治家の発信力になってしまったようだ。
山本参院議員の進退に関する発言の前日の5日に、北朝鮮を訪れている猪木参院議員が理事長を務めているNPO法人【スポーツ平和交流協会】が北朝鮮・平壌(ピョンヤン)に事務所を仮設したことに関して、「(事前には)聞いていない。北朝鮮との関係は極めて慎重にしなければならず、一議員の勝手な行動はゆるされない」(産経MSNニュース)と述べるに止めている。
猪木議員が北朝鮮の金正恩第一書記の叔父であり、後見人の張成沢国防副委員長(国家体育指導委員長)と会見したことから推測すれば橋下氏が事前に知らされていたと考えるべきであろう。猪木議員は政府・自民党の拉致問題解決に関する意向を伝えた可能性がある。維新の会の主導権は徐々に旧たちあがれ日本側に移行しているような雰囲気である。   (おわり)

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