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2013年10月 3日 (木)

自民党の派閥機能は衰えたのか?

安倍内閣の副大臣25人と政務官の27人の名簿が9月30日に公表された。行政の継続性を重視した結果、復興担当とTPP担当以外の23人の副大臣は新任である。今回の副大臣人事では安倍首相の意向もあって4人の女性が登用されている。
総務副大臣には、岸田派の上川陽子衆院議員(60)(静岡1区、当選4回)、文部科学副大臣には麻生派の西川京子衆院議員(67)(比例九州 当選4回)、厚生労働副大臣には無派閥の土屋品子衆院議員(61)(埼玉13区、当選5回)、経済産業副大臣には町村派の松島みどり衆院議員(57)(東京14区、当選4回)が起用された。
政務官人事ではマスコミが注目したのはただ1人で、小泉進次郎青年局長(32)である。東日本大震災が発生した翌月の11年4月から毎月11日には青年局のメンバーを率いて被災地入りしている。本人の希望は復興担当政務官であったというが、その希望が叶えられた。
筆者が注目していたのは女性局長の上野道子参院議は(55)のポストである。3年前の参院選公示直前にインタビューした経験があったことと、筆者の永年の年上の友人が自治会長を務めている自治会の会員だからである。上野参院議員は政界に転出する以前、一家でイギリスの教育事情視察のため数年イギリスに滞在して、イギリスの教育事情には詳しい。ご本人にも経営する文星女子高で教鞭をとっていた経験がある。文部科学政務官就任は本望であろう。
今回の副大臣、政務官人事について【FNNニュース】は10月1日早朝、『安倍政権の新たな副大臣・政務官人事が発表され、新たに、自民党の小泉 進次郎青年局長が、復興担当の政務官に起用された。
政務官人事では、自民党の青年局長として、毎月、東日本大震災の被災地を訪れている小泉 進次郎氏が、内閣府と復興担当兼務の政務官に起用された。
さらに、日本維新の会の石原 慎太郎共同代表の三男・石原宏高氏が、外務政務官に抜てきされた。
また、女性の副大臣は、前回の1人から4人に増えて、女性を重視する安倍政権の姿勢を強調した布陣となっている』と報じている。
今回の副大臣、政務官人事は石破茂幹事長と菅義偉官房長か2人で推し進め、派閥の領袖は【蚊帳(かや)の外】というマスコミ報道が散見されたが、筆者は眉唾物だと思っていた。しかしながら、どうも真実を報じたらしい。衆参両選挙を大勝に導き、衆参議院のねじれを解消し、オリンピック東京招致を成功させた安倍首相・石破幹事長コンビの威光には派閥の領袖も逆らえないらしい。
その一つの証が10月1日に開催された石破幹事長が主宰する派閥横断的政策勉強会【さわらび会」への出席人数の多さである。無派閥の石破幹事長の下に409人の自民党所属議員の4分の1に近い96人が馳せ参じている。石破幹事長が現時点では、ポスト安倍の最有力候補と衆目が一致しているからだ。
石破幹事長の【さわらび会】について1日夜、【時事ドットコム】は『自民党の石破茂幹事長を中心とする派閥横断の勉強会「さわらび会」は1日夜、都内のホテルで会合を開いた。会合は参院選前の6月以来で、事務局によると党所属議員96人が出席した。石破氏はあいさつで「さわらび会は派閥は関係なく入っていただける会だ。安倍政権をみんなで支える集団でありたい」と結束を呼び掛けた』と配信している。
石破幹事長は幹事長という立場もあり、他の派閥を刺激しないために派閥ではないと説明しているが事実上【さわらび会】の3回目の会合で派閥宣言をしたことになるのであろう。それと同時に89人の町村派を抜いて第一派閥に躍り出たことになる。石破幹事長の存在感が高まり、旧派閥の存在感が低下したことを意味する。   (おわり)

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