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2013年8月25日 (日)

中国の名目GDPは水増しの可能性大

中国政府関係機関が公表する統計の信憑性にはたびたび疑問符が付いていたが今回は名目GDPの数値が水増しされている可能性が大きいことが中国国営通信社【新華社】系列の【新華経済】の報道で分かった。
【新華経済】は8月21日、『最近中央と地方の国内総生産(GDP)統計の結果が続々と公表されているが、双方の数字はまたもや一致せず、専門家は、地方統計には統計数字の重複と水増し現象があると指摘している』と報じている。
今年の5月の中国税関総署の発表した数値に国内外の経済の専門家から疑義が出ると6月の貿易統計ではその数値が修正され、中国経済の減速が浮き彫りになった。
中国のGDPが日本のそれを抜いたのが2010年で、それによって中国は世界第2位の経済大国にのし上がった。1968年、日本が当時の西ドイツ(ドイツ)を凌駕して世界第2位の経済大国の地位を獲得したが、日本は43年ぶりに中国に世界第2位の経済大国の座を明け渡したことになる。
2010年の名目GDPの日中比較では日本の名目GDPはドル換算で5兆4742億ドル、中国は5兆8746億ドルでその差約4000億ドルであった。翌11年には日本が東日本大震災に見舞われたこともあって日本の名目GDPは5兆8723億ドル、中国は7兆2960億ドルとその差が1兆4200億ドルと拡大している。12年には日本が5兆9630億ドルに対し中国は8兆2271億ドルと2兆3600億ドルとその差がさらに広がった。
ところで、12年度の中国税関総署の発表では輸出額は11年度比7,9%増の2兆498億ドルであるが、その国・地域別内訳ではEUが3,7%増、香港が20,5%増の3414億ドル。日本が3、9%減の3284億ドル(1ドル=60円で25兆7720億円)である。
ところが、日本の財務省発表の12年度の貿易統計では中国からの輸入額は15兆327億円となっている。約10兆円もの日中で誤差があるのである。明らかに中国側の水増しである。
中国はEUへの輸出が3,7%としているが12年4月21日のウォール・ストリート・ジャールの記事によれば「欧州連合の貿易収支の算出法の見直しにより、拡大しつつある対中国貿易統計赤字が大幅(36%)に縮小するという」ということである。つまり、12年度の中国のEUへの輸出額は金額的には64%少なくなるのだ。
香港への輸出は今年の5月にそのいかがわしさが専門家の間で指摘された。中国から香港への貿易の実態は、品物と書類は香港の税関を通るが数日後には品物はコンテナごと中国本土に戻っていく。書類上輸出したに過ぎない。
輸出国の一位になったアメリカの貿易統計は貿易収支だけなので輸出と輸入の詳細は判然としないので輪出と輸入の数値が真実の数字なのか中国側のでっち上げなのか判断できない。
いずれにしても中国の政府と共産党の経済問題に関する公式見解を体現している【新華経済】が中国の名目GDPに疑義を呈したこととは明確な意図があるわけである。その意図とはなにか?恐らく中国の13年の経済成長率が目標を下回ることを仄めかしているのであろう。
筆者の独断でであるが、日本と中国の名目GDPは、中国の公表している数字は真実には程遠いので明確には言えないが、ほとんど差がないのではなかろうか。中国は真実を語る国に変貌しないのであれば国際社会で孤立するに違いない。   (おわり)

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