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2013年8月15日 (木)

中国のロビー活動家鳩山元首相、安倍外交を批判

政界引退後、中国のためのロビー活動家に転じた鳩山元首相が安倍外交の【中国包囲網】について「非常に幼稚であリ、実現不可能」」と批判したというから噴飯ものである。
日本の歴代総理の中で鳩山氏ほど在任中に外交問題で国民の非難を浴びた総理はいない。沖縄普天間飛行場移設問題で迷走し、その挙句退陣を余儀なくさたにもかかわらず。鳩山氏が、これまでのところ外交に関しては評価の高い安倍総理の外交を批判したのであるから悪い冗談としか思えない。
もっともこれは一般的な日本人の立場から見ればの感覚であるが。今や鳩山氏は中国政府のためのロビー活動家なので中国側からすれば当然の安倍外交批判なのだ。
毎日新聞電子版【毎日JP】は8月14日夜、『鳩山由紀夫元首相は12日、中国語サイト「日本新聞網」の取材に対し、中国周辺国との関係強化を通じて「中国包囲網」形成を目指す安倍政権の外交政策について「非常に幼稚であり、実現不可能」と批判した。中国中央テレビの報道をラヂオプレスが伝えた。
鳩山氏は、「戦後68年間、日本は一貫して米国一極に依存するという国策を採ってきた。これは時代遅れなやり方」と指摘。「アジア一体となって初めて美しい未来がある」と述べ、中韓などの近隣国との友好関係の必要性を強調した』と配信している。
日本のメディアは鳩山氏を相手にしないので鳩山氏の発言は中国系のメディアを通じて配信されることになる。
【日本新聞網】は中国の国営通信社【中国新聞社】が1991年に立ち上げたサイトである。【中国新聞社】は華僑(海外に移住している中国人)向けの通信社であり、海外メディアへ中国関連のニュースの配信を行っている。日本のメディアではNHKや読売新聞社、東京新聞社などがニユースの提供を受けている。
この中国人が歓迎すると思われる鳩山発言を国営テレビ局・中国中央テレビが中国国内向けに報じている。しかしながら一般市民の注目度は高くはない。毎年8月は中韓両国政府にとっては【歴史認識】で反日感情を煽る月で、鳩山氏の抽象的な安倍外交批判は中国国民の興味を引かないのだ。
7月14日に中国中央テレビは日本での現地取材の「歴史認識問題」に関する番組を放映したところ人民日報の運営するミニブログ「微博」に次のような主旨の書き込みが多数あったという。①「中国人民は皆知っている。よく嘘をつくメディアは人民日報、よく捏造(ねつぞう)するのは教科書は中国の教科書だ。お前らこそ、毎日のように中国人民をだましているのではないか」②「自国の歴史さえ正視できないこの国が他国に正しい歴史認識を求めることができるのか。嘘ばかりをつくこの政府は真実を語れと要求できるのか」
8月に入って民間サイトの【網易】が「日本の歴史教科書と中国の歴史教科書、どちらの方が嘘をついているのか」と題するネット上の討論を行い一般ユーザーに意見を聞いたところ、「日本の教科書の方が嘘をついている」という回答者は2730人、それに対して「中国の教科書の方が嘘をついている」という回答者が8949人であったという。
中国政府は反日を煽ることが中国にとってプラスにならないことを率直に認める時期に来ている。
中国は現在都市化政策を進め、土砂崩れなどの自然災害の多い山岳地帯に住む地域住民を都市近郊に共同住宅や工業団地を建設して移転させている。住まいと仕事を与えるというふれこみである。ところが工業団地を造っても企業がすぐに進出はしないので仕事はなく、住まいは政府の補償金と政府系の信用協同組合からの、無利子の融資で約190万円の共同住宅購入費用の半分をまかなう。中国政府は無理に需要を創出しているのである。無職の人に融資しているのだから全額回収は難しいであろう。ぞのために借金を抱えた移住者は1人きりの子供を当てにすることになる。中国の地方の実情を知るにつけ、借金を抱える広の悲惨さが垣間見え、市場として中国が有望だとは現時点ではとても思えない。  (おわり)

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